英会話の勉強を始めて1ヵ月経ちましたが
様々な「英会話の勉強法」を研究した結果、衝撃的だったのは
英会話勉強において最も重要視すべきは
■中学校の参考書
であり
その理由をざっくり言うと「大人になってから語学を学ぶ場合、会話から入っても子どものようには上達しないので
中学レベルの文法の基礎を徹底的にマスターすべきである」ということであり、
つまり、散々批判されてきた「This is a pen.」から始まる勉強法が正解だったということなのです。
ということは、実は「中学英語で生徒に伝えようとしている情報」は間違っておらず、
つまり、教育が抱える問題は、すべて
「生徒の目的意識」=「何のために勉強するのか、勉強したいのか」
ということになります。
しかし、現在の中学生に対して教師が「問題意識を持て」と言ったところで持てるものではありません。
問題意識とは、すべてその個人の経験によって喚起された「欲望」から生まれるものだからです。
そして今後教育において革命が起きるとするなら、この「問題意識」にメスが入ることになるでしょう。
どうやって生徒の欲望を引き出すような授業をするか。
生徒たちが「勉強やらせてください」と泣いて頼むような状態にもっていくか。
そして、その課題が解決されたとき、「教育」は、今まで行われていたものとは形態が変わり、
生徒たちの成長の質も大きく変わってくると思います。
そして、いつかこの「教育革命」は起きることになると思うのですが、
現状、どうすれば「生徒の目的意識を変えることができるだろうか」ということを僕なりに考えてみたのですが
英語に関して言えば
「超イケメン、超美人の外国人を特待留学生として呼んでくる」
です。
思春期のクラスに、超イケメン、超美人のネイティブの「クラスメイト、もしくは教師」がいれば、否が応でもコミュニケーションを取りたくなる。結果、どんどん英語を吸収していくと
いうわけです。
そして、できれば「超イケメン・超美人の両方」つまり、男女を同じクラスに導入することが望ましい。
シミュレーションしてみたのですが、たとえば、僕が中学時代に美女だけがクラスにいた場合
「お前、セルフィーヌと話したいがために英語勉強しとるんだがね」
と笑いものになるのを恐れて英語を勉強できなくなりそうなので、そこに男がいれば
「何言っとんの、俺はただボブとUNOがしたいだけだがね!」
と言い返せますし、実際、思春期というのは、単に異性だけではなく、イケてる同性の友達も欲しいものなので
男女両方がいた方が機能すると思います。
ただ、唯一恐れなければならないのは、「セルフィーヌとボブが付き合い出した場合」ですね。
この場合、二人は他の人間に分からない「英語」という秘密言語を使ってどんどん二人の輪を強めてしまいますから、
「留学生同士の恋愛は退学」
という厳罰を持ってこれに臨むべきだと思います。
つまり「学校」という閉鎖された空間では「欲望を喚起するような新たな経験」を生みだしずらいので
その閉鎖された空間の中で欲望を喚起する必要が出てきます。
そして、その欲望とは、言ってしまえば「顔」なんですよね。
顔の良い人間と仲良くなりたい、認められたい、そういう欲望を通して学生たちは頑張ることになると思います。
これは実は極論でもなんでもなくて、
実際に教育の現場ではこの現象が起きていて、
結果的にその状態を作ることに成功した学校があります。
それが、慶応大学でした。
慶応大学は(これは慶応大学に限った話ではありませんが)大学の授業というのはレベルは相当低いです。そのレベルが低い理由は前にも言いましたが健全な競争が行われていないからですが(教育において健全な競争が行われているのは予備校でしょう)
ただ、
慶応大学が唯一素晴らしいのは、「顔」なんですね。
慶応大学は、間違いなく、日本の大学で、男女のルックスレベルが最も高い大学です。
一時期は「早慶」と呼ばれ、両大学のレベルが並んでいましたが、徐々に慶応が早稲田を越し始めたのも
「生徒の顔」だと思います。
「慶応には可愛い子がいる」ということで、男の生徒は慶応を目指し、
「慶応にはカッコイイ男がいる」ということで、女の生徒は慶応を目指す。
こうして、どんどん生徒のレベルが上がっていった、ということだと思います。
これは、昔のディスコのブランドシステムと全く同じわけですが(芸能人という「顔」の優れた人たちをVIPにして
それを求めてくる人たちを大勢作ったわけです)
結局、教育という人の集まる場所でも、同じ現象が起きており、
その大学で何を教えているかとか、教育方針とか、そういうのはどうでもいいわけですね。
そして、慶応大学はそのことを熟知しているのではないか、と思えるフシがありまして、
環境情報・総合政策という新学部を
湘南キャンパス
に設置したということです。
これは、本当に素晴らしいと思いました。
少し話は変わりますが、僕は橋本知事が「大阪府を都にする」と言い始めたとき、僕は政治のことはサッパリ分からないのですが
うまくいくはずがない
と思いました。
その理由は
大阪には魅力的なビーチが存在しないから
です。
大阪でビーチの話なんて聞いたことがありませんし、実際調べてみたら「二色の浜」というのがあるだけで
閑散としているということでした。
もし、東京と同等程度に肩を並べるのであれば、
ニューヨークに対するロサンゼルスの魅力が無ければならない。
そして、ロサンゼルスが魅力的なのは、ビーチがあるからです。
ビーチがあるから色んな文化的な人たちが集まってきて一大文化地帯を形成しました。
もし、大阪が日本一大きくて美しいビーチを都心の近くに持っていたら
東京ではなく大阪に住みたいという人がめちゃくちゃ増えるはずです。
だから東京と同じくらいの年を作るには、「ビーチ」から逆算する必要があると思うのですが、
話を戻しますと、
慶応は新しい学部を
「湘南」
に作りました。というか、実際は場所は湘南にはないのだけど「湘南キャンパス」と呼んでいる。
ここに慶応のブランド戦略があり、それは大いに成功したと言えます。
実際に、湘南キャンパス出身のアーチストは非常に多く、これはある種の「ロサンゼルス現象」を起こしていると言えるのではないでしょうか。
というわけで、誰が陣頭指揮を取っているか分かりませんが、慶応大学の戦略は正解であり、
そして、もしこの慶応大学の牙城を壊せる可能性のある大学があるとすれば、
それは、
青山学院大学
をおいて他にはないと思います。
湘南キャンパスによって「ビーチ」を利用してロス化した慶応に対抗するには、
ニューヨーク化であり、徹底的な都心化です。
そして、青山学院は、
「表参道」
という最強の立地を有しています。
だが、悲しいかな、青学生の1、2年は相模原というどうしようもなく遠い場所に通わなければならないので
この相模原キャンパスは即刻廃止にして
青山の土地を拡大し(旧こどもの城のあたりの土地を購入し、青山通りを両面から挟むことができればベストでしょう)
1年から4年までをすべて「表参道」に集結させる。
これは、極めて魅力的な大学になり得ます。
ニューヨークの5番街に大学があるみたいなものですからね。
というわけで話はどんどん脱線していきましたが、
現代社会の「教育」というジャンルは
間違っても
その場で行われる「学問」や「教育方針」ではなく
「美男美女」
が握っていると言えるでしょう。