最近、結構なレベルの悩みがありまして


正直、ブログで発表できるレベルの悩みを超えているような気もするんですけど、


僕って、365日毎日欠かさずオナニーするタイプの人間じゃないですか。


しかも、10代の頃から続けてて、36歳になった今も何ら衰えることがなくて、


「○○人の女とヤッてさぁ」とか自慢する肉食系の男なんて、僕からしたらちゃんちゃらおかしいっていうか


こっちは部屋に閉じ込められたライオンですからね。


「お前ら、俺みたいに檻に入れられた状態で野性を保てんのか」って話ですから。


余談ですが、僕レベルになると、オナニーの仕方も常人とは全然違ってきますよね。

こういうことを言うと「師匠は『すごい道具』とか使ってるってことですか?」なんて言ってくる

オナニー門下生たちもいますけどね、全然違う。というか、むしろ逆。

道具なんてものは、本当に奥が浅いです。快楽が単調なんですよ。


では具体的にどういうオナニーをしてるのかっていうのを説明していきたいと思うんですけど


これはよく言われることなんですけど、エンターテイメントっていうのはすでに飽和状態にあって映画でも音楽でも、ほとんどのことは過去にやられていて、何らかの焼き増し感が出てしまう。

でもこれはある意味仕方のないことで、過去から現在に情報が積み重なっている以上、そうならざるを得ない部分があるのですが、

唯一「エロ」に関しては、圧倒的な未開拓地が残っているんですね。


というのも、エロは賤業ですから。一流クリエーターたちを集めることが難しい。


それゆえに、まだアイデアが出し尽くされていない、まったく新しいエンターテイメントの泉が存在するのです。
(実際に、世の中にある同人誌や同人ゲームでは実験的な作品が多いです)


そういう中で、自分がエロゲームを作ったらどうなるだろうって考えたことがあって、

1週間くらいかけて本気で考えたことがあるんですけど、

その内容が、もう、マジでエロすぎるんですよ。


ただ、こういうこと言うと、「内容教えろよ」って絶対なると思うんですけど、


これはもう、口が裂けても言えないレベルです。この言葉で察して欲しい。


ペンネームで出すことも考えました。でも、それでもリスクが高すぎる。


これを僕が出したと分かったら、もう、こっち側の世界に戻ってこれない、そのレベルの内容です。


また、この内容を実現するとすごくお金もかかると思うので、制作するのも難しいと思います。


そこでどうしたかっていうと、ここからが水野の真骨頂なんですけど



そのゲームの設定を全部決めて






脳内でプレイしながらオナニーする





というのをやり始めたんですよ。


で、そういう感じで、365日毎日オナニーをしてきた僕だったんですけど、
(まあ365日ずっとそのゲームやってるわけでもないんですけどね)


このオナニーという日課、略して「オナ日課」に、ある異変が起き始めたんです。



きっかけは、「女向けアダルトビデオ」を見たことにありました。



ご存じない人もいるかもしれないですけど、今、「女向けアダルトビデオ」というのがあって、


女の子が一人HするためのDVDがあるんです。


それで僕が最初にその話を聞いたとき、何度も確認したんですよ。


「それはananとかに付録でついてた、『男を喜ばせるためのH』的なハウツーモノじゃないの?」


そのパターンのやつはかなり見てきてますから。しかも、全然面白くないんですよ。

僕が知りたいのは、フェラはこうしましょう、なんていうんじゃなくて、

「女の子の性欲の回路」

であって、それを知ることが女を知ることであって、もっと言えばモテることであって、

「え?水野まだモテたいの?」

なんて言う人もいると思いますけど、「異性研究」は僕にとってのライフワークですからね。

話は変わりますけど、最近は「女子」に凝ってて、女子的なものを研究するのに余念がないのです。なぜ女は「魚卵」が好きか、とかね。
(しかし女子っていうのは本当に面白いですね。それもまた別の機会で書かせてもらえたらと思います)


で、女が一人HするためのDVDなんていうのは、もう何年も前から喉から手が出るほど見たかったやつなんですよ。

しかもそのDVDの監督が女だっていうことなんでね、


もちろん即買いで見始めたんですけど、


まず、見た感想を言いますと、「さすが水野」ってことになりました。


これ、どういうことかと言いますと、

DVDの中に今一番人気があると言われている男優が出てくるんですけど、

その男優が


「大変ですよね」

「頑張ってますよね」


を連発するんですよ。


―――そう。不朽の名著「LOVE理論」に記された


「大変じゃない?理論」


に他ならないわけです。



それで、「このDVD分かってる!」と膝を叩き、さらにそれは同時に「水野分かってる!」を意味するわけで、もう膝の皿が割れるかってくらい叩きまくりましたよね。


それで気分を良くした僕は

ぐいぐいDVDの内容に引き込まれていったんですけど、

そこで本当に多くの発見があったんです。


よく、女性は「恋愛においてプロセスを大事にする」って言いますよね。


それは前々から知ってたんですけど、このDVDを見たことで


その意味が「実感」として僕の中にストンと落ちてきました。


僕が見たDVDの中の一つに、オイルマッサージ師のものがあったのですが

内容は、仕事に疲れた38歳の女性が、オイルマッサージ屋に行くと、そこでイケメンがマッサージしてくれるというものなのですが、


僕が見ていたときは、


マッサージをしながらそのまま胸揉んだりするのかな


って思ったんですけど


それが、もう、まったくそんなことはせずに、最初はただ普通のマッサージをして終わったんです。

僕としては

(おい!)

ってなりましたよね。


もう、この時点でズボン下ろしてましたからね。


普通の男向けAVだったらこの流れで確実に乳首いじり倒しますからね。


しかし、ここでは全く何も起きず、マッサージを受けた女優は優雅にハーブティなんかを飲んで帰っていくわけです。

そして、2回目のマッサージに行くんですけど


「お、ここでいよいよか」


って思いながら半裸で待ってたんですけど

そこでもまた普通のマッサージで終わるんですよ。

画面に向かって


「おおおおい!」


ですよ。

「お」を連続で4回つなげたの久しぶりでしたよね。


だってここでせんかったらどこでするのって感じじゃないですか。



「ていうか、俺、間違えて買った?」


ってDVDのジャケットの裏見ましたもんね。


で、一応最後まで見てみようってことで自分を落ち着けたんですけど、


結果的に、どういう流れで2人はHしたのかと言いますと


ある日の夜、女とマッサージ師が街でばったり会うんですよ。


それで、マッサージ師が「こんな遅くまでお仕事大変ですね」って


「大変じゃない?理論」


をかました後、


「僕の家でマッサージしましょうか」


って流れになります。


で、ここの設定も細かいんですけど、このマッサージ師は今はマッサージ店のオーナーなのですが、
昔は部屋でもお客さんにマッサージをしていたっていう設定で、その部屋にもまだエロさがない。

そこでマッサージをしながらいよいよ2人はHをするわけなんですけど、


それを見て思ったのは、(もちろん個人差はあるとは思うのですが)

やはり女性の性欲には男のような「確定された気持ち良さ」が存在せず

「この人との関係はどうなっちゃうんだろう!?」という「ワクワク感」の延長線上にあり、それはたとえば

連ドラのような「次回、どうなるの?」というドキドキハラハラ感であり、

女性が男性に感じる性欲とは

「この人とHしたらどうなるんだろう!?」「この人はどんなHをするんだろう!?」

であり、

つまり、女性の性欲は


「!?」


に集約されるのではないかと思いました。

(もちろん、男性的な性欲を持っている女性もいるでしょうけど)

この点に関しては、実際のHが始まってからも、男優の動きは「!?」を意識していたように思うんですよね。

具体的に言うと、「この男は手を絡ませてきたけど、次はどこを攻めてくるんだろう!?」みたいな、感じです。


それで、僕が思ったのは、世の中では


■ 男が女の子とかなり強引にHしようとがっつきすぎて関係が断絶されてしまう

ことがあるのですが(これをやると電話がつながらなくなったりメールの返信がなくなったりします)

今までは、この断絶っぷりがいまいち理解できなかったのですが、

「ワクワク感の欠如」という考え方であればうまく説明がつくような気がしました。

その男には、もう「!?」が存在しないので、女性の性欲も萎えてしまうということなのです。


あと、DVDの中で男優がしていたHですが、それは予想通りというか

圧倒的に優しい感じの、動きがのろいHをしていましたね。

一言で言うと





ナメクジ




です。


あと、動きの遅さもそうですが、ナメクジというのは両性具有でセックスも2個の個体が混ざり合うのですが、

あの感じって女性が理想としてるセックスに近いですよね。


「大事に扱われてる感」「抱きしめられてる感」というものを大事にしているのでしょう。


モテを意識する男性は


「女の理想のセックスはナメクジ」


これを合言葉に頑張ってみてください。


まあそういうわけでDVDを見てたんですけど、


Hが後半に進むにしたがって、男優がなんだかつらそうな表情をし始めたんですよね。


一般女性視聴者には「感じてる」みたいな顔に見えたと思いますが、そして男優もそう見せようと努力していましたが、水野の目はごまかせませんでした。


あれは、明らかに「苦悶」の表情でした。


そして、僕は、その男優の苦しさが痛いほど分かったんですよね。


というのも、そもそも男の性欲は、ベースに「攻撃」にあるんですけど、今書いてきたように、女が求めるセックスっていうのはその攻撃性を緩和する(優しさ)を求めます。

攻撃したい男と、逆に、男を優しくさせたい女の、相入れない欲望がぶつかりあうのがセックスでもあると言えるのです。


つまり、結果的に何が起きたかと言うと、



女向けAVを見まくって、女性の願望に沿ったセックスをする男優を見すぎたことで、




オナニーでイケなくなりました




これ、大事なところなので繰り返しますが






オナニーでイケなくなりました







脳内エロゲーを開始しても、殿堂入りしたエロマンガを開いてみても、最後の最後でイケないんですよ。

何度やってもイケない。


そんな日々がずっと続いてるんですけど


これはっきり言って、一種の精神病なんじゃないかと思うんですけど、



とにかく、今、水野は、



日本で一番イケてない男となりましたので、



この状態が続くようでしたら、確実に心療内科に行くことになりそうです。











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