今日からブログがアメーバのオフィシャル仕様になりましたが

実は結構前からお話を頂いておりまして僕としても色々な人に見てもらたらうれしいのでぜひぜひそうして下さいと言っていたのですが

担当の方との最初の打ち合わせで

「オフィシャルになることで下ネタが書けなくなるということはありますか」

「下ネタは今までどおりいけるのでしょうか」

「下ネタに関して再度確認なのですが……」

と質問していたところ、担当の方も

「やっぱりそこ気になりますよね」

「水野さんと言えば下ネタですものね」

「『ウケる日記』から下ネタ取ったら、ただの『日記』ですものね」

的な感じで深くご理解頂けたので、その点に関して色々シュミレーションしてもらっておりまして

最終的には、もし不都合が出てきたらまた通常のブログに戻しましょうということで

とりあえずはオフィシャルブログとしてスタートすることになりました。

というわけでまた近々昔のバージョンに戻るかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。
(あ、あと、アメーバ事務所の方には本当に良くしてもらっていて、僕はアメーバブログが大好きなので、今後、記事がサクサク削除されたとしてもクレーム的なものはご容赦頂けたら助かります。よろしくお願いします<(_ _)>)



ところで、今回のことで


「僕はどうして下ネタばかり書いてしまうのだろう」


ということを考えていたのですが


考えるまでもなく


「単純に下ネタが好きだから」


なのですが


下ネタに関する、ある出来事を思い出したので書かせていただきます。






先日、友人を亡くしました。




いや、彼(Kくん)とは友人と呼べるほどの関係でもなく、数回会っただけなのですが

話せば話すほど「この人は頭が良いなぁ」「気が合うなあ」と感じる人で僕はKくんのことが大好きだったのです。


僕が最初Kくんに会ったのは彼の退院祝いの席でした。


彼は2年ほど前から癌に冒されていて、


一度は放射線治療で回復したのですが、再び癌が再発。


そして2度目の闘病生活に入ったのですが、徐々に回復してきて皆と会えるようになったのでその席に呼ばれたのです。


というのも、Kくんの友人が入院中に差し入れとして恋愛体育教師水野愛也のDVDを持っていったらしく(正直その話を聞いたとき、差し入れしたOくんもそのまま入院すべきなのではないかと思いましたが)


しかし病床でこのDVDを見たKくんはとても気に入ってくれたらしく


「この人に会ってみたい」


と思ってくれたようでした。


ただ、事前に僕がKくんについて色々話を聞いていて


その中で特に衝撃的だったのが、


一度は完治したという診断を下されたのに


「再発」


を告げられたときの話です。

皆さんもご存じのとおり、癌の放射線治療はめちゃくちゃつらいと言われていますが、もう一度あの苦しみを味わうために病室に戻らなければならないと知ったとき、Kくんはあまりの怖さに病院のトイレの中で声を上げて泣いたそうです。

それは想像を絶する苦しみだろうと思い、聞いているだけで泣きそうになりました。


また、その話を聞いていたのでKくんが2度目の入院生活から回復したという話は本当にうれしくて


僕はその退院祝いにぜひ駆けつけたいと思ったのでした


そして僕は初めてKくんと会ったのですが


見た目はかなり健康そうに見えるのですが


完全に回復しているわけではなく、


またいつ癌が再発するか分らない状態だったのでどう接していいのか分かりませんでした。


病気について触れないのも気まずいけど、


触れたところでどんな話ができるかも分りません。


つらい闘病生活の存在を知っている以上、「頑張れ」というわけにもいかないし


かと言って励まさないわけにもいかない。


そんな中、


ふと、


僕の頭にある話が思い浮かびました。



そのときの感じを説明するのはすごく難しいのですが



もやもやした霧の中に、すっと小さな光が見え


「この話をすべきなのではないか」


と感じたのです。



そして僕は



「これは、僕の友人から聞いた話なんだけど……」



とKくんに語り始めました。







僕の友人の知り合いに芸術家の方がいるのですが、


その人は相当な変わり者で、これまで常軌を逸したことをたくさんしてきたらしいのですが


ふと、こんなことを思いついて実行してみたのだそうです。


それは


その人の「複数人いる彼女のうちの2人と海外旅行に行くこと」でした。


しかもその人は、あえて彼女たちには「もう一人女の子が来るということ」を伝えていなかったのです。


そして旅行当日。


空港に来た女の子はその事実を知って「ふざけるな!」と激怒したらしいです。


しかし、その芸術家の方はなんとかなだめすかして(この状況を収めること自体神技だと思いますが)

「とりあえず行くだけ行こう」

と説得して3人で旅行に行ったのだそうです。


行きの飛行機の中はもう、気まずいなんてもんじゃなく、まったく口をきかなかったみたいです。


しかし現地に着くと、場所が海外なだけに、一人で行動するわけにもいかず


お互い徐々に話をするようになったみたいです。


そしていよいよ夜になったのですが、


なんと、その芸術家の人は


1つしか部屋しかとっていなかったのです。


やっぱり相当気まずかったみたいですが、


部屋でお酒を飲み始めたところみんなどんどん酔っぱらっていって


その流れで2人がHをし始めたのですが


お酒の勢いも手伝って3人でHをすることになったらしいのです。



その結果、3人ともめちゃくちゃ仲良くなり



毎晩、3人でHにふけっていたみたいなのです。



そして最終日。



いよいよ日本に戻ることになったのですが



突然、一人の女の子が号泣し始めたのです。




「私は、自分が怖い」と。



そして彼女は泣きながらこう言ったのです。




「今までしたどのHよりも、3人でしたHが気持ちよかった」と。










「なんかいいだろ、この話」


僕が言うとKくんも


「いいですね。なんかいいです」


とうなずきました。


そして、僕は遠くを見つめて言いました。


「この世界にはさ、まだまだ俺たちの知らない場所があるんだよな」


そして僕は、ビールジョッキを高々と掲げて叫びました。







「3Pに!」





こうして乾杯した僕たちは「でもでも、現実的にそんなこと可能かなぁ!?」「いや、もしかしたらこのパターンだったら!?」などと男同士でボーイズトークで超盛り上がっていたところ、Kくんの美人の彼女さんが到着したので即行で話題変えたのですが、




それから数ヶ月後、Kくんは帰らぬ人となりました。


享年、31歳でした。



お通夜に行ったとき、Kくんの亡骸に触らせてもらったのですが


Kくんのおでこに手を置くとすごく冷たくて、


僕は涙が止まりませんでした。



お通夜の席でKくんが亡くなる瞬間の話を聞いたのですが



最後の最後まで生きようとしていたKくんは


度重なる治療で血だらけになりながらも、毅然とした態度で


「次は何(の治療)をしますか?」


と看護婦さんにたずねていたのだそうです。




僕は


毎晩寝る前に、亡くなったKくんのおでこに置かせてもらった手の感触を思い出しながら



「人は必ず死ぬ」



ことを実感させてもらっています。


でも、


僕は彼に何をすれば良かったのか、何がしてあげられたのか。


今だによく分かりません。




ただ、あのときKくんに話したあの下ネタだけは





世の女性が何と言おうが





なぜか「正解」だった気がするのです。