週末に日本各地でサイン会を開かせて頂いてますが、

そこで「しゃべるポップ」という企画をやっています。



「しゃべるポップ」というのは、一言で言うと「本の実演販売」でして、


新刊「四つ話のクローバー」を発売を記念して、何かお祭り的なことがしたいと思って考えました。


(ただ、自分の本だけを売るのは面白くないと思い、「水野が考える100万部売れないとおかしい本」というタイトルで、他の著者さんの本も勝手に宣伝して売っています)








ウケる日記








ウケる日記

(たくさんの人だかりができることもあります、ありがとうございます)




ただ、このように人が集まるイベントは予想しなかったことも起きるものでして




先日



ある書店で「しゃべるポップ」の実演をしておりましたところ、




実演中、突然見知らぬおじさんが僕の前に立ちこう言いました。






「お前、いい加減にしとけよ」







さらに、おじさんは言いました。








「ギャーギャーうるせえんだよ、テメエ」







そして最後にこう言いました。








「もう2度と来るんじゃねえぞ」







その間、僕は事を荒立てないようにひたすら





「申し訳ありません」





と頭を下げ続けたのですが、









この一連のやりとりは







僕の大勢ファンの前で行われたんですよね。







この日のサイン会はしゃべるポップの後に予定されていまして、そこに参加される方たちが「しゃべるポップ」を見ていたわけです。






―――どれだけバカにされてもいい、辱しめられてもいい。




ただ、



読者の、



読者の前だけでは、





「水野先生」でありたかった―――。







僕の頭は真っ白になり、





それはもう「しゃべるポップ」のユニホーム以上の真っ白さで――。



ウケる日記

※ ちなみにこの格好で頭を下げると、かなりの「風」が起きます







おじさんがその場を去った後、しゃべるポップを再開したのですが




僕は頭の中で







「泣いちゃだめだ。泣いちゃだめだ」






という言葉だけを連呼していました。





こうしてしゃべるポップはなんとか終了したのですが





捨てる神あれば拾う神ありということで、





その後開かれたサイン会で、読者の方から言ってもらえた一言






「怒られているときの水野さんの表情、可愛かったです」






には救われました。





ただ、




よくよく考えてみれば




確か、僕は人を救いたくて本を書き始めたはずなんですよね。





それなのに、





自分の本のサイン会で人に救われている俺って―――。










人生って本当に何が起きるか分からないから楽しいですよね(目を真っ赤にしながら)







そんな「しゃべるポップ」ですが





6月25 日(土)三省堂書店札幌店で13時からやりますので




よろしくお願いします。











(おしらせ)

テレビに出ます!

6月23日(木)19時~TBS「ぶっちぎり映像」

7月13日(水)19時~CBC「DAI-NAMO(ダイナモ)」(愛知・岐阜・三重で放送)


TBS「ぶっちぎり映像」では、芸人さんやタレントさんにまぎれてなぜか雛壇に出ています^_^;。CBC「DAI-NAMO」のラストはドッキリが仕掛けられてて個人的にはすごく面白かったです。(どちらの番組もオンエアが超楽しみです!)

よろしくお願いします!



(おしらせ2)

僕が関わっている出版社、「文響社」で人材募集してます!詳しくはこちらをご覧下さい!
http://www.bunkyosha.com/work/index.html