2024年8月 日本のスーパーから

米が消えている

米不足だ

不足の原因は コメ不足に加えて

南海トラフ地震臨時情報が発表されたことにより

備蓄用の米を買い占めたことが大きな原因

 

8月は新米が出る前に もっともコメの在庫が減る時期だ

米を余らせないように 生産調整が行われてきたことが大きな原因だ

政府備蓄米は 基準として100万tとされているが

実際の量はわからない

国内の消費量は約800万トンといわれているから

1.5か月分に相当する

ま、ほんとにわずかな量だ

災害対策という面からすれば はなはだ少ない備蓄だ

 

米が少ない一番の理由は作付け面積が減り 収穫量が減っているから

以下は農林水産省が公表しているデータから作ったもの

 

 

これではわかるように 収穫量が減っているのは作付け面積が減っているからだ

 

米不足に関して 10年に一度の不作と 農林水産大臣がテレビで言っていたが

ほんとか?データを見る限り大きな影響ではない

たしかに 猛暑の影響で収穫を減らした 地域はある。

ただ全体的にはあまり影響はないように思う

 

もっと大きな原因も政府にある

何かといえば 円安 と 物価上昇 だ

円安になって輸入商品は高くなった 小麦もあがっているからパンが高くなった

肉も高くなった、、、、、

当然だが コメの消費が増える (コメの値段はあまり変動していないから)

子実用の米と主食用の米の収穫量が差は主食以外の用途でつかったお米ということらしい

子実というので来年用の栽培種子をいうのかな?とおもったけどそういうわけではないらしい

食糧としての供給、伝統医薬品や現代医薬の原材料としての使用、

さらには美容や健康食品なども含まれるそうです

 

とにかくグラフを見ると主食米の量が減っている つまり

主食以外の用途で栽培されている量が増えていることを示しています。

 

単純に 国内消費量が800万トンで主食用の米の収穫量が660万トンなら 

不足するのが当然です

 

そこで 一定量の米は輸入するわけです。 日本に適応した米を栽培すれば

買ってもらえるわけですから 世界各地で日本好みの米の生産も増加している状況です

 

で、もう一つの原因 円安です

輸入米の値段が上がれば 当然ですが輸入量は減ります

もう一つ大きな原因があります

日本国内で売られているコメの価格が安いことです(もともと)

 

そのため 年々20%以上の増加率を示していたのが コメの輸出量

 

米は外国に売った方が高く売れるし 良いコメを作れば相当の値段で購入してくれる

そりゃ 輸出が増えるのが当然です

この上に、、円安です  売ればもうかります

 

作付け面積を減らして 主食以外の用途を増やし 輸入量が増えれば そりゃ米は余らなくなります

それに加えて 輸出量が増える。

食糧を備蓄するように呼び掛ける?

そりゃ不足します

これに加えて 災害の情報、、、

米が店頭から減れば 恐怖感をあおり さらに買い占めが起こる

現在の米不足の元凶は 買い占めといわれています

 

お米が買えなくて不安ですが、買い占めはやめましょう

 

うばい合えば足らなくなりますが

分け合えば あまります

 

そして コメの栽培にかかる負荷をもっと減らして コメの収穫量を増やす

できることならば 作付け面積を変えずに 収穫効率を高めることが求められます

そのあたりの視点もなく 備蓄米とか輸入とかだけ

検討するのは テレビ番組だけで十分です 政府はもう少ししっかり考えてくださいね!

 

そして 恐ろしいことが起こっています

台風です

強力な台風が長時間、そして広範囲に影響を及ぼしています

米の収穫に甚大な被害が それも広範囲で起こる可能性もあります。

 

マーリーアントワネットにまつわる嘘に

パンがなければケーキを食べればいいじゃないか?

なんて話がありますが

米が食べられなかったら 小麦やトウモロコシやイモを食べればいいじゃないですか

あまりパニックにならず とりえず 廃棄するご飯を減らしていきましょう

ごみ箱に廃棄するのももちろんですが 胃袋に廃棄するのもです

あまったら こまめに冷凍すれば コメの節約にも 手間の節約にも ダイエットにもなります