(東川町HPのトップ画面より↑)
 
人口約8300人の北海道の田舎町、東川町。
 
国のコロナ対策としての10万円給付がまだ先となる中、
全国に先駆けて10万円の支給が今日から始まり、ニュースとなりました。


 
 
この東川町の10万円給付は、イレギュラーな形での給付となりました。
地元の金融機関とタッグを組んでのことです。
申請した世帯に対し、地元金融機関から一人当たり10万円が無利子で融資される形で行われています。
返済は、後日、国から給付される「特別定額給付金」を充て、町役場から金融機関に返済するのです。
地元の金融機関との鮮やかな連携、
ひとひねり加えた独自の対策。
 
弱いところ、弱い人へと襲ってくるコロナの影響。
この事例は全国の各市町村で真似して取り組んでほしい。
今日、明日の暮らしに困っている一人でも多くの方に届けてほしいと願うばかりです。
 

 

東川町HP

 

 
 
 
東川町は私のふるさとです。
自慢のふるさとです。
 
UHB時代から、もう10年以上も前から役場の皆さんとつながりがあり、
大学院では「地方創生のパイオニアである東川町」を取り上げて研究してきました。
町長はじめ、職員皆さんにお話を伺ってきました。

その中で、なぜ、全国に先駆けて対策を打ち出すことができたのか。
私なりにわかりました。
 
 

例えば、東川町では、全国初で、外国人のための日本語学校を町役場で経営しています。
約8300の人口のうち、だいたい300人くらいは外国人留学生なのです。
人口減という社会課題に対して、自ら対策を打ち出すことができる町なのです。
 
また
今回の金融機関とのタッグが実は「あること」を象徴しています。
それは、地元の各団体などとも、これまでも連携して様々な活動を行ってきたからこそ、緊急時にこのような独自の対策を打ち出すことができるのだということです。
「連携がうまくいっている町」ということもここから透けてみえるのだと思います。
 
ちなみに、さっき嬉しいことがありました。
友達の田中雅美さん(北海道出身、水泳メダリスト)から電話があり、
このことをダ〜〜〜っとお話ししました。
雅美さんの情報と合わせて、名古屋テレビの番組『Up!』(アップ)でお話ししてくれたんです。
雅美さん、ありがとう〜!
 
多くの人や町に伝わって、
少しでもいい方向に進んでほしい。
コロナ禍にいろんな思いを抱えながらも、
真面目にそう思って書いています。