麻婆豆腐のたれ活用

おはようございます。

「母ちゃん、腹減ったよ」
「アンタ、母ちゃんは 細雪、明治座千穐楽を残すのみとなって、楽屋整理やらで忙しいんだよ。コメでも食ってな！」
「死にそうに減ってんだよ」
「しょうがないわね。ホントに適当に作るわよ。

「そういえば、冷蔵庫に『ごぼう茶』の出し殻があったわね。
明治座楽屋のケータリングに置かれていた菜ばなを切ったのと エリンギ残しといたのもあるじゃない！」

「父ちゃんが昨秋 町内会の運動会の景品として持ち帰った 麻婆豆腐のたれが半端に残ってる。
あ"！ 松田のマヨネーズが無いっ。
いつのまにか 同居の後期高齢者によって 低カロリーのに差し替えられてるわっ。
仕方ない、コレで行くわよ。」

「エリンギ入ってたタッパーに 予め調味料を混ぜておくわよ。洗い物が減るってことよ。
一気に仕上げるからね。モタモタしてたら 炒め物が水っぽくなるのよ。
味付け不安？
食べるときに 味を足せばいいだけの話よ。」

「フライバン熱して マヨネーズを油代わりにするのよ。
斜め向かいの奥さんから聞いた技よ。
今回 マヨネーズを使った理由？
後で教えるわ。」

「先ずは 出し殻ごぼうと  冷蔵庫に残っていた玉ねぎも加えて炒めるわよ。
ごぼう茶に美味しいトコすべて持っていかれた出し殻ごぼうにマヨネーズのコクが入るのよ。コレが美味しさの秘密」

「野菜投入！ガガッと炒めて。」

「完全に火が通る少し前に
調味料投入！」

「強火で調味料の水分を飛ばすイメージで一気に炒めるのよ。最後、この蒸気が野菜に火を通してくれるの。」

「皿も予め用意しておくのよ。
モタモタしていたら野菜がフライパンの熱で水っぽくなるの。
追いマヨネーズしとくわ。
とっととお食べっ！」

「旨いっ。母ちゃん 追いマヨネーズ、効いてるよ。麻婆タレの辛味が和らぐね。ごぼうも柔らかくて食べやすいよ」

「んじゃ、母ちゃんは 細雪の明治座千穐楽公演に行ってくるわ。しっかり勉強するのよ！」

「母ちゃん、頑張って！」

㊗️細雪明治座千穐楽

またね！