過去blog＊恩師とのありがたい会話＊2005.12.18＊

こんばんは、画家のゆり呼こと渡邉裕美です＾＾

本日３本目のエントリーです。

１本目は「ちょっとティータイム♪＊.SEKAI NO OWARI 「RPG」 .＊Youtube 」

２本目は「されど夢なのかしら＊恋愛詩画集「あの人への想いに綴るうた」＊ゆり呼の詩」です＾＾

今夜は８年前の今頃の私が、

どんな想いで生きていたか、絵を描いていたかを掘り起こしてみようかと思います

その頃の、私と恩師とのお話です

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地獄を味わいながら＊2005.12.18＊

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自分に頑なさを強いて
絵の制作に向かおうとしたが
想いは死にまで向いて困った。

人に救いの手を差し伸べて欲しいのに
素直にそれを言えない。

だから自分で自分を追い込む、もしくは
慰撫しようと
幻で菩薩など描いて
慰めとする。

そういった危ない精神状態の折、
恩師の言葉を思い出す。

「まだまだ地獄を味あわなければならない」

この日記は、
先生の実名など記述して、
後から配慮しようと削除しました。

だので、話を分かりやすくするために
少し訂正を加えてここに追記します。

************「まだまだ地獄を味合わなければいけない」05/4/6

昨日寝不足から早々に美術研究所を引けて、
敬愛する恩師の個展に伺う。

疲れていても、楽しい事ならやり遂げられると想いました。
デパートで色々差し入れを選ぶも、
到着した会場で出会った恩師は受け取らない。

ここ暫らくご無沙汰で、
先日来私の中で先生に対する確執もあり、
所在無くギャラリー内を漂う。

すると先生は近頃の私の想いを察せられたのか一言

「まだまだ地獄を味合わなければならないな」
と仰る。

苦しい想いでテンパってるここ数ヶ月と、
先生への後ろめたさもあり、
この一言に衝撃を受けながらも
理解されていると言う悦びを感じました。

研究所へ通っている話と、
欠点を補っていく重要性を仰り、
スッと離れていかれ、
いつもならFの絵柄の絵も描いて頂くのが愉しみでしたが、
先生に要求するばかりの自分にイケナサを感じて
今回は早々に画廊を後にしようと決心。

先生に絵を描いて頂くのは
人間に洞察の深い先生に、
私が今、どう映っているのかを知りたい、と言う
半・占い的欲求がありました。

欲求を求めてばかりの愚かさを想いました。

欲を押さえるとその分、
矯めた想いを噴出するエネルギーに変えられると、も
想いました。

さて、
先生の絵付けした作品を選びながら
にこやかに先生と撮影なさるお客様方を横目に
所在無くそれが済むまで控えてはいましたが、やはり
私の新作を見て頂きたいと、
こればかりは押さえられず、ご挨拶時に作品写真を
差し出す。

先生は一言
「評判よかったろう」
「最近、変わったな」と仰る。

（優しい、と、言われるようになりました）
と言うと、

「これは菩薩やから、優しい言われるな。
けど、まだキツイわ」

「どうせなら、日本の最高峰、
世界のエベレスト目指したいな。
もう山の登り方覚えたやろう。

しんどい思いしても、それは直ぐ済む。
しんどい思いしただけ嬉しい事が待ってる。」

（最近、キツイ想いをしていたので、
ほんのわずかな事にでも、嬉しいと思えるように
なれました。

作品がしんどい想いの果てに出来上がると、
それも、また喜びになります。）
とお答えしました。

「１０年後の目標を立てて
ゆっくり進んだらいい。
目標は小さくていいし、途中で
軌道修正してもいい。
気が付いたら願いは叶っている」

と、深いお言葉も頂きました。

「今は青山高原くらいまで登れたやろう」

そう言っていただく。
本当に嬉しかったです。

オーストラリア・メルボルンに出品も叶ったと
ご報告すると

「だんだん認められていくよ」
と言っていただき、

「体調だけは気をつけて
頑張って制作しなさい。
まだコントロール出来て無いやろ」

私は難病を三つ持っているのに
毎日ハリキリすぎるくらい活動して、しかも
夜更かし三昧で。

そう言ったことも見抜かれているようです。

「私は体調をしっかり保ってるからな。
もうコントロールも出来てるし。

しかし貴女はそこを気をつけて」

そうして最後に、
「一緒に頑張っていこう」

すごく嬉しい一言を下さいました。感激です。

**********************1部略以上***********

恩師とは、今は音信がありません。

しかし、この時の言葉で
今日の私は救われました。

地獄を味わっても
山を登るための先駈けと思えば

頂上で休む安らぎと喜びを思えば
耐えられる、そして

喜んで人生に向かえる。

何も知らない人には
「何をオーバーな事を」と想われるかもしれない。

しかしこのキツイ尾根を歩く状態が
時々私を襲うのです。

その為に
それを回避するために描いてきた絵が
それぞれ人に「優しい」と言われる
「すべてが上手くいきますように」だったり
「菩薩」の絵だったりするのです。