たゆとう月光りの下
私は 立ち尽くす
赤い曼珠沙華の花の中で佇む幻影のように
あなたを想って 喪った
過去と今の 私の欠片
吹き行く風だけが知っている
未来へと繋がる あなたへの手綱
今まさに呼び出そう
こころの奥にしまい込んだ
小さくも儚いながら
愛するという夢のエネルギーを
「vision_5」 水彩画 A5サイズ 画用紙 by 渡邉裕美
(C) Hiromi Watanabe
詩をつけての再アップです。
幻のような人の立つ、静かな音の無い世界の情景を描くvisionシリーズの水彩画の1枚です。
”5”というのは、特に意味はなく、当時5枚纏めて展示したグループ展で付けた事務的なナンバーです。
風を纏うような薄布をなびかせ、赤い曼珠沙華の花の中で佇む幻影のような女性を描きました。
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