絵本「せかいいちおいしいスープ」に出合いました。
(文•絵/マーシャ•ブラウン、訳/こみやゆう、出版社/株式会社岩波書店)
相手の興味や好奇心を誘うような 策を練る
すると 正攻法だけではうまくゆかないこともきっと道は拓ける
この作品は、フランスの昔話を参考にして創作されたもの。三人の兵隊は戦争が終わり故郷に帰る途中でした。しかし、お腹は空き寝る場所も探さなくてはならない。そんな風に感じていた時、ある村に出会します。しかし、村人は食料を分け与えるのが嫌で村人達はそれぞれに食糧を隠しました。兵隊隊はそんなことも知らずに、村人宅をあてにしてまわりますが、もっともらしい理由で断られます。仕方がなくある秘策を思いつく3人の兵隊。それは、世界一美味しい石のスープを作るというのです。そんなスープができるとはと、村人達は興味ありげに好奇心で見守ります。そして、こんなものがあればもっと美味しくできるのにと食材を挙げると、石のスープ見たさに村人達は次々に食糧を自宅から持ってきます。さらに調子に乗った3人の兵隊は、王様に差し出したスープを作れそうだといい、さらに、村人達の協力をあえぎます。そうこうしてると、酒や肉もでてきて、みんなで宴会をします。そして、寝床まで用意されました。次の日、お別れです。村人達は石でスープが出来るなら、これからは困らないと感謝を伝えます。3人の兵隊達はちょっと頭を使えばいいのさと別れ台詞を伝えて、幕がおりる物語り
相手から奪うのではなく
与えるように働きかけて相手からの力を引き出す
そんな策略があれば
好感を持たれながら 力を借りるなんて事が実現する時もあるのだなと感じる
絵本に出合いました。