絵本「きみはたいせつ」 | 気づきがある絵本の紹介

気づきがある絵本の紹介

最近、絵本に興味があり
絵本を読んでいるので
自分が読んだ絵本の感想などを
紹介していきたいと思います。

絵本「きみはたいせつ」に出合いました。

(作/クリスチャン•ロビンソン、訳/横山和江、出版社/BL出版株式会社)


君は大切 人生には荒波がつきもので幸福になれない時だって


人生そんなにうまくゆく時だけが来るわけではない 諦めないで


この絵本は、自分が大切かわからくなった読者に向けた世界観で描かれてゆく。世の中には顕微鏡で覗かないとわからないぐらいに小さな生き物がいる。波にのる生き物もいれば、波にはのらない生き物もいる。先にゆくトカゲみたいなものもいれば、後からゆくトカゲみたいなものもいる。みんな大事だよ。厄介者と思われる虫のように、自分ではどうにも解決できない恐竜のように、忙しすぎて誰も助けてくれなくても、忘れられてるわけじゃない。隕石が地球に落ちて最初からやり直すことになっても。火星のように心が燃やされるようになっても。宇宙飛行士のように遠く離れていて、大好きな人に会えない男の子みたいになっても。ひとりぼっちでたまらなく寂しくなっても。小さい子からお年寄りまで色んな人が暮らす公園のように。鳩に餌やる先にゆくものあれば、あとからゆくものも。ありぐらいに誰にも気づかれなくても。どんな君も大切な存在なんだよと着地する物語。


人生って波があり 自分自身の力だけではどうしょうもない方向にへと哀しく向かってしまう時さえ


それでも 生きることを暮らすことを手放さなければ


きっと また良き方向に流れが変わってゆくのではないかなと自分自身を愛したくなる


絵本に出合いました。