絵本「美」に出合いました。
(作/日比野克彦、出版社/株式会社大月書店)
心で感じる 敏感な気持ちを繊細な気持ちを
その感じた気持ちにこそ美はあり 同じ物を共有しあえると仲間になってゆく者も
この絵本は、考える絵本シリーズ第4弾の美しさについて考えるです。作品や物に美があるのではなく、人の心内側にこそ感じ取る美があるのではという視点から描く。母からの声で起きて、言われるがまま一日の定まったスケジュールを終わらす学生。そんななか、ある日自分自身から目が覚めて、目指す先へと向かってゆくと朝顔が巻きつく家を見つけた。そこから、種をもらい育む。すると、家にもぐんぐん朝顔が伸びる。世話をする人が増えてゆく。同じ美を感じるのだ。この朝顔はどうやら、見える人にしか見えないようだ。そして、朝顔を持ち移動してゆく。その過程で同じ美を共有する仲間が増えてゆく。その芽は船を作ってゆく。海をこえて記憶された美が地球をめぐる船になってゆく。記憶は未来へと向かってゆくと着地する物語り
物にこそ価値があり 自分自身は空っぽなように考えてしまう
しかし 物を美とするなら 全ては同じ物に統一されるだろう
けれど 世の中は多様性の時代だ
つまりは 感じる気持ちにこそ美は宿り人の内側にこそそのランプはあるのだろうなと感じる
絵本に出合いました。