絵本「ラッコのたんじょうびケーキ」 | 気づきがある絵本の紹介

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最近、絵本に興味があり
絵本を読んでいるので
自分が読んだ絵本の感想などを
紹介していきたいと思います。

絵本「ラッコのたんじょうびケーキ」に出合いました。

(写真/公文健太郎、文/高岡昌江、絵/篠本映、出版社/株式会社ほるぷ出版)


長い間の絆 一日一日の積み重ねで


誕生日は蔑ろになりがちな関係を振り返り思いをあたためなおせる時間


この絵本は、水族館に住むラッコのパタちゃんが6月28日誕生日を迎え、21才になりました。誕生日冷凍ケーキを飼育員からもらい、鋭い牙でかじってゆきます。どんなふうに暮らすのかというと、1日6回8億本ある毛を毛繕いをしては休むという時間をもち、体力をつきいます。お腹空いては、餌の時間になり飼育員さんから餌をもらいます。手と目で話します。苦手ないかの耳、鮭にししゃも、蟹、アジ、イカのげそと飽きさせません。お水はホースから飲みます。水族館に居なければ、北極、寒い地で自然に暮らすラッコ。これまで関わってきた飼育員さんからは、戦友と呼ばれていたり、わがままだけど憎めないと言われたり、ご飯の時遊ぼうなと声掛けされる誕生日。パタの為ならなんでもするよと勇気づけられるパタだったと着地する作品


時を流れてゆくと 毎日の喧騒に混乱させられてついつい身近だと関係を乱暴に扱いがち


そんな時の流れに待ったと声を掛けて 命あることへの感謝をする一日が誕生日


なんだか そんな素敵な時間は動物からさえ特別な心を感じるような 想いにふれるようだなと感じる


絵本に出合いました。