絵本「自転車がほしい!」に出合いました。
(文/マリベス•ボルツ、絵/ノア•Z•ジョーンズ、訳/尾高薫、出版社/光村教育図書株式会社)
正しい行動をするのは 時には欲に身を任せてしまいたくなる人ゆえ困難
けれど それでも人としての在り方へも目を向けて暮らせたらな
この絵本は、貧しく兄弟姉妹が多い家庭に産まれたメガネ少年ルーペンが、友達は自転車を乗る姿を見て羨ましく感じているシーンからはじまる。親友セルジオと過ごしていても相手は自転車に乗り、それについてゆくように走っていた。2人はルーペンの自転車を手に入れる話をしながらスーパーへ。それから、レージに並んでいると、青いコートを着た女性が会計の際、お札を一枚落とします。1ドルくらいと拾うルーペン。そして、家に帰り確認すると100ドルだったと驚く。このお金さえあれば、自転車が手に入るなと感じる。下見までゆく。しかし、悪気がありウジウジしながら時は経ち、気づくと、お金が見当たらなくなる。探しても、なかなかでてこない。それから、時は経ち、カバンのチャックから100ドルは見つかる。ほっと安心。そんな気持ちをもちながら、あの青いコートを着た女性を見つける。ルーペンは声をかけて、お金を返します。とても褒めてくれる。そして、家庭でも父と母が行いを褒めてくれた。とても嬉しかった。誕生日はもうすぐ。自転車が手に入ればと妄想するシーンで着地する物語り。
在り方を探ってゆく
品行方正にばかりしていられない欲望に導かれすぎずに 自分自身を見失わないためには
しっかり踏ん張りが効くような
人としての在り方へ目を向けながら センスを磨いて暮らし働きかけてゆけたらなと感じる
絵本に出合いました。