絵本「知って楽しい花火のえほん」に出合いました。
(作/冴木一馬、出版社/あすなろ書房)
花火は夏を現す代名詞のようだ
裏側を知ると 空に浮かぶ花火の奥ゆかしさに文化を想像して親しみを感じる
この絵本は、花火の不思議がたっぷりつまった楽しい写真絵本。花火は2種類以上の火薬がコンビネーションを見せて、空に打ち上がる仕組み。星の活動範囲を広げる割薬と光や色、煙なんかで空に絵を描く星のコンビネーションを見せてくれる。火薬は7世紀に中国で発明された黒色火薬と薬として扱われていた。やがて、火をつけると燃えることから、兵器に使われる。その原理を活用して、燃える音や光を楽しむ、花火が考案されヨーロッパに伝わり、日本にも伝わってきたと前置きがあり、花火の作り方や、花火玉の種類を選び、大きさを選び、色を足して、玉に規則的につめこみ作られてゆく。それから、実際の写真を用いて、花火を説明してゆく。日本は江戸時代から花火を見て楽しむ文化が生まれた。もともとは鉄砲をポルトガル人が持ち、時の大将軍徳川家康により他国からの文化継承がはじまる。日本ならではの遊び方も培われて、特徴的な叫び声、かーぎやー、たーまやーのかけ声がうまれる。感謝して、打ち上げ師を呼んだところから発展してゆく様子も描いた作品
夏の思い出 若かりし頃の青春
僕は花火にこんなイメージを抱いている
具体的な裏側はあまり知らずにけれど特別なような寂しげもある花火
裏側を知ることで また少し距離が近づくような親近感を感じる
絵本に出合いました。