絵本「コップってなんだっけ?」に出合いました。
(作/佐藤ナオキ・出版社/ダイヤモンド社)
人は困った事態から 試行錯誤して
なんとか便利さや楽しさを探ってゆく 知恵を働かせられる生き物だ
この絵本は、コップの形や特徴を活かして、変化してゆく使い勝手。コーヒーとミルクを混ぜるとカフェオレになる。あれ、混ぜるためのスプーンが無いと。仕方がないのでコップが駒になって中身を混ぜてゆく。さらには、にゅーと伸びて中心で混ざるようにするとか。だんだん面白くなってきたぞと、コップの数を増やしたり、片付けやすいように本のように薄くしたりして。なおすのが面倒だからとインテリアがわりにしたりする。困った場面から、試行錯誤して、ストーリーは紡がれてゆく。物は形や用途を変えながら。スプーンを無くしたのが原因なら、置き場所を作ってみるのは、と、提案されて、読者へどう思うかを問いかける作品
工夫次第で いくらだって困り事を乗り越えてゆける
むしろ 困るから知恵を働かすということなら困り事どんとこいだ
主導権は 僕の手のうちにある
ぼちぼちと暮らしを楽しんでゆけたらなと感じる
絵本に出合いました。