さてさて、前回は占いとギャンブルということで、自分の四柱推命の師匠との出会いの話をしました。

師匠とは呼んでるけど、たった数ヶ月の出来事なんですよね。
でも、密度が半端無く濃かった・・・

今思うと、なんだったんだ、あれは?って感じなので、上手く説明できるかわからないのですが、濃かったんです。

昔からたまに、よくわからん人(失礼)にドバーッと恐ろしいほどの濃い情報を一気伝授されるみたいなことがあるんですが、これも、そんな感じの出来事。

彼の家には小さい頃、文革を逃れて来た中国の方に、武術を習っていたそうです。その方は子平(四柱推命)も出来る方で、師匠も10代から、中国語のテキスト、呉俊民の命理新論などで子平を習ったそうです。

で、前回の続き

目つきのヤバイおっさん(師匠)が来て、しばらく話をしていたのですが、どうも、授業を受けたいとかそういう希望もなさそうだし、正直、僕は心の中で「参ったなぁ、占いオタクのヤバイやつが来ちゃったよ(失礼)」くらいに思ってました。っていうのも、ずっと、焦点の定まらない目で僕の後ろのほう見てるから、まあ、霊能系の人に結構いるタイプですが、嫌でしょ?普通そんな風に見られたら

で、そのおっさんが、「あんたも占いやるの?何やるの?」と、自分に興味持ってきたので、「四柱推命や紫微斗数、断易、人相、インド占星術、タロット、風水、方位、若干西洋占星術なんかをやります」って答えたりしました。しばらく占いの話をしていたのですが、最初は、目がやばかったので、警戒していましたが、話してみると案外普通のおっちゃんで話しやすい人だと思った僕は、誰に習ったかとか、スタッフやってるけど、普段は鑑定もしていることや、何故かわからんけど、その時ちょうど競馬を易で占うっていうことをやってる話までしたりしました。

そんで、一段落つき「また縁があったら」って感じに去っていったので僕も一息つき、忘れ物をとって、会社から帰ろうとしていたところに何故かおっさんが帰ってきました。

「兄ちゃん、四柱推命やるって行ってたけど、空亡は見る?」と聴いてきました。空亡というのは、算命学の天中殺だとか、テレビとかでおなじみの大殺界と通じる概念で、流派や占術によって、諸説あり、意見が別れるところです。僕は心の中で、「うわー、めんどくせー、議論になったらやだなぁ」とか思いつつ、自分がどんな感じに空亡という概念を捉えているか、どういう時にどんな風に作用するか、自分の考えを伝えました。

「ふんふん、兄ちゃんこれから帰り?途中まで一緒にいこうや」そこではじめて、そのおっさんは自分の素性をあかし、どんな占いをやるか、誰に習ったか、武術やクンダリーニヨガをやる話など話し始めてくれました。後で、話してくれたんですが、僕のオーラが変わってたから気になったこと、空亡の話はテストだったと伝えてきました。

そして、歩きながら「実は、恥ずかしながら馬で食っている」っていうことを伝え、俄には信じられない戦績を話はじめ、警戒しつつもおっさんの話に夢中になってちょっと駅までの予定が小一時間立ち話することになっていきました

その時、携帯は、デートの時間になってもなかなか来ない僕に対して彼女からの着信やらメールで溢れておりました