欲望って言うと世間ではとても悪いことのように言われます。

我欲を捨てなさい。煩悩を捨てなさい。多くの宗教や哲学がそういうことを語ります。

欲望のことを闇という人もいるかもしれません。

しかし、欲望は生きることそのものだったりするのではないでしょうか。

自分は欲望を深く愛する人間です。

それは、人によったら醜いことですし、許されざることかも知れません。


欲望は時に、金銭、名誉など社会的な成功を目標に人を邁進させます。

欲望は時に、悪を作り、悪を糾弾し正義の為に人を攻撃に邁進させます。

欲望は時に、ボランティアなどの奉仕活動など、慈善事業に人を邁進させます。

欲望は時に、欲望を捨てること、悟ることなど、宗教活動などに人を邁進させます。


欲望を満たすと次々に新しい欲望が現れます。
自分は恋愛が好きです。お金が好きです。他人に善い人と思われたいです。そんな欲望の塊みたいな人間です。そして欲望を満たして満たして、欲望を捨てるという最後の欲望まで満たせば、きっと自分は苦しくなるのです。そして、自分はその苦さが大好きな人間です☆


この世界を生きる上で、欲望と並ぶ最高のプレゼントの一つは苦さではないかと思います。苦さと一つになった時の素晴らしさは人生の華そのものです。

この世界では色んな人が、色んなやり方で、その人だけの人生を一生懸命生きています。それはこれこれが正しいとかあれこれが間違っているのではなく、欲望を生き、苦さと一つになるため、どれも大切な出来事です。

欲望から逃げてしまったら、苦さという人生で最大のプレゼントを受け止めることはきっと出来ないのではないでしょうか。

占いは人には色んな人生があることを教えてくれます。その人だけの欲望を見つけて、その人だけの苦しみを見つけることもサポートできるかもしれません。

苦しみや苦さというと嫌だという人もいるかもしれませんが、それは欲望と表裏一体、生きる原動力そのものといえないでしょうか。

様々な人間が、様々な人生を、それぞれが尊重しながら、一生懸命生きること。そんな当たり前なことが愛おしく思う今日このごろです。