23週を迎えた頃、予定通り入院となりました。
なぜ入院がそんなに早くからだったのか。については過去ブログご参照ください。
病棟主治医の先生はとても優しそうで、一安心!!
夫と共に、治療計画の説明を受けます。
ここまで、コロナ禍だったので手術の時も外来の時も夫は一緒に説明を聞かず。私からの又聞きだったので、今回は一緒に聞けて良かったです
内容的には…
腺筋症核出術後なので、筋層が減っていること。
入院することで、安静にして張らないようにすること。
今後、胎盤の位置を慎重に評価する。結果によって早ければ32.33週での予定帝王切開もあり得ること。
比較的安定していた場合、34〜35週での帝王切開を計画したいこと。
いずれにしても早産となるため、ベビーはNICUに入ること。NICUには入るがベビーは、概ね成熟しており大きな問題は起きないと思われること。
よほど良い状態であれば、36週で帝王切開になるかもしれない。その場合は、ベビーも一緒に退院できるかも。
こんな感じでした。
思っていたより早い週数での出産になりそうで、ベビーに障害が残るのでは…出生後の発達は大丈夫だろうか…と、不安になりました。
そして、もう一点。ご家族のことだから、強くは言えないが…と前置きした上で。
2人目の妊娠はお勧めできない。とも説明されました。
過去に、同じ手術を受けて2人産んだ方が1人だけ居たそうですが、リスクとしてはかなり高く。
私の場合は、腹腔鏡手術と開腹と2度も腺筋症手術をしているため、ますます勧められない。とのことでした。
なんとなく、そうだろうなーという気持ちもありました。
そもそも、今はお腹の子の事で精一杯なので次は考えられない気持ちもあり…
でも、1人しか産まない!と決めていた訳でもないので、ショックではありました。
それと共に、お腹のベビーを絶対に元気に産まないと!という気持ちも新たになりました次は無い。
いつ子宮破裂を起こすかは分からない。その際は超緊急帝王切開となる。
ということで、入院時に帝王切開の説明も受け、同意書にサインも書きました。
夫には連絡するが、電話に出なかった場合も手術は開始します。と説明を受け、夫も同意。
あー、ハイリスクだなーとしみじみ思いながら、入院生活の始まりです。
入院には個室を希望していたのですが…
案内されたのはMFICUの大部屋でした。大学病院あるあるなのかもしれませんが…
基本的には2週間はMFICU。
MFICUはハイリスク妊婦用のお部屋です。高額な加算がかかりますが、保険なので限度額で自己負担の支払いは止まります。
MFICUにも個室はあるのですが、MFICUでは個室差額がかからないので、MFICUでは希望での個室は使用できないようでした。
基本的に2週間はMFICUで過ごし、その後一般産科病棟の大部屋へ移動する。という予定とのこと。
個室は数が少なく、産前は基本的に希望しても入れない。という説明をされました。
この大部屋生活が、想像のはるか上をいく苦行でした。
そもそも、情緒不安定ではあったと思います。
妊娠する前から不妊治療でピリピリ。妊娠してからもずっと不安。入院嫌。
自分が立てる音で、同室者に迷惑をかけたらどうしよう。と思うと、寝返りすらうまく打てず…
トイレも、何時に行けば同室者に迷惑じゃないか。洗面所は何時ならいいか。
同室者の物音を聞きながら、公共スペースが重ならないようにしないと!!と思うと…
とにかく、身も心もすり減りました
そして、カーテンの隣に他人様がいる。と思うだけで息苦しく。看護師さんの出入りも大部屋なのでその人数分の訪問。医師も。
看護師さんや医師との会話も聞こえてくる。
同室者の病状や会話の内容にも色々思ってしまいました…
例えば…「帝王切開は絶対嫌ですー!すぐにもう1人産みたいんですよー」とか聞こえれば
今のお腹の子は産まれてて当たり前で、産む方法や次のことまで考えられるのか。と闇堕ちしたりしました
大学病院に入院している時点で、その人も色々あるってことは頭では分かっているんですけどね。
気持ちはついてきませんでした。
そんな自分も嫌になる
そんなメンタルで1週間も持ちませんでした。
精神崩壊寸前となり、看護師さんに普通に話しかけられただけで、泣き出す事態に。
この日の担当Nsさんが、部屋から連れ出して話を聞いてくれました。
「大部屋が本当に無理です。」と号泣。
さすがにやばい。と思ってくれたようで午後には個室に移動させてくれました。
この日の夜勤の助産師さん。すごく気さくで明るい方。
部屋に入るなり「大丈夫かーーー!?」と気遣ってくださいました
みんな我慢しているのに、わがまま言って申し訳ない。とまた号泣。
そんな私に「人のことなんていいんだよ!ベビーはね、ママがストレスだと自分が早くお腹から出た方がいいと思っちゃう。だから、辛いことは辛いって言った方がいい!ママとベビーのためにできる範囲で対応するのが、私達の役目なんだから!!
それに、マジで脱走しちゃう人もいるんだからねー。
辛かったのに、ベビーのためにずっと我慢した入院してたんだから!立派なママだ!」
最後の言葉が本当に嬉しかったです。
ベビーのための入院なのに、全然我慢できなくて。こんなに辛いなら、もう産んじゃった方がいい!みたいな気持ちになってしまって、
そんな自分が嫌で、あんなに待ってたベビーなのに!って思っていたので…
最後の言葉が沁みまくってまた号泣
この日、この後も声をかけてくれた優しい助産師さん達。感謝感激です。ありがとうございました。本当に。
個室に移動してからは、驚くほど穏やかな気持ち
1人って素晴らしい!プライベート空間。本当に大切。
個室代金は、家計に大打撃ですが…
健やかが一番!と、サポートしてくれる家族に感謝です。
個室だと、1つだけ大部屋では無かったストレスが生まれました。
お掃除の方がめっちゃ話しかけてくること。
何人かいる中の1人だけ、本当に苦手な方がいます。
とりあえず、ずっと話しながらお掃除しています。
ぐいぐい系。そして、このおばちゃんから衝撃のことを言われました…
「お姉ちゃん、赤ちゃん1人目ー?」
『はい(お姉ちゃんって歳じゃないが。高齢出産だが』
「そうなのー。ひとりっ子じゃかわいそうだもんね。3人くらい産むといいよ」
固まってしまいました。
怒りなのか、悲しみなのかよく分からない気持ち。
ありえない発言。
大学病院に長期入院して出産するんですよ。
事情があるに決まっています。なに言ってくれてるんですか!?
もう。なんか。衝撃すぎました。
この発言以降、この方がお掃除に来た時は大人気ないとは思いながら、ほぼお返事していません。
お掃除入りまーす。にお願いします。と返すのみ。
ショックすぎて、この話は最近まで誰にも言えませんでした。あれから2ヶ月。数日前に夫に報告したところ、
報告してクビにしてもらえばいいと激怒しておりました。