読書ノートの270回め。近況と読書状況をちびっと。

 正直なところ、あまり本を読めていません。読んだり書いたりする意欲がちょっと停滞気味というか。そういう時に無理していろいろなものを出し入れするとがさがさになってしまうので、今は息抜きの時期だと諦めることにしています。

 なので、読書ノートもしばらく不定期アップになると思います。




(ミニシクラメン)



 それにしても、季節の進行が早すぎるという印象がじわりと。草木の開花と虫たちの活動がうまくリンクしていない感じで、いつもなら狙わなくても撮れる画像が足で稼がないと撮れなくなっています。勢い、画像がどれも似たような感じになっちゃうんですよね……。

 どうしたもんかなあ。(^^;;

◇ ◇ ◇

 サブスク全盛の時代になった煽りを食らって、コンサバな音源が次々化石化しつつありますね。

 アナログレコードやカセットテープは言うに及ばずですが、困ってしまったのがMD(ミニディスク)。カセットより場所を食わず、テープのような経年劣化がないので一時はエアチェックやダビングのメディアとして定番化したものの、そのあとデジタルファイルの急激な普及に伴ってあっという間に退場。

 アナログレコード→カセットテープ→MDとメディアを変えてきたわたしの手元には、500枚ほどのMDが残ってしまいました。メディアそのものを捨てることには抵抗がないんですが、問題は中身です。エアチェックとか編集ものとか、再購入できない種類の音源もいっぱいあるんですよね。

 で、十数年前に発売されたラジカセを購入しました。それがあれば、MDをデジタルファイルに変換できるんです。もちろん、中古です。MDプレーヤーは持っているんですが、それだとアナログでしか吐き出せません。MDに打ち込んであった曲情報とかをもう一度打ち直さなくてはならないんです。それはさすがに……ねえ。

 十数年前のアイテムに万金払うのはなあというげっそり感はありつつも、懐かしいなあと再生音を聞きながらせっせとデジタル化作業を進めています。大元がカセットテープやアナログレコードですから、音質はそれなりですけどね。(^^;;

◇ ◇ ◇

 読書はちょぼちょぼしかしていませんが、作話の方は短編のお弁当作りをそこそこハイペースでこなしています。永遠の野原の方は、常時三ヶ月分くらいのストックを作っておくつもりですし、ゾディシリーズの方も最低半年分のストックは確保しておかないと自転車操業になっちゃいますから。
 その反動で中・長編はしばらくお休みですね。一葉館の続きを書きたかったんだけどなあ……。

 そうそう。別館に載せていたてぃくるのnoteへの移植作業が一段落したので、開催中の創作大賞に放り込んでおこうと思い、『木漏れ日』をアップ中です。木漏れ日はカクヨムに移植していないので、こちらでアップした時と同じように画像、音楽付き。やっぱ、このスタイルの方がしっくりきますね。(^^)




(リナリア)



 さて、現時点での読書進行状況を。読了分だけです。今回も少なめ。

 村山早紀さんの『かなりや荘浪漫 −廃園の鳥たち−』。電子本読了。いわゆるアパートものということになるのでしょう。訳ありばかりが集う古いアパートでのヒューマンストーリー。半分くらいファンタジーが入ってます。

 榎田ユウリさんの『猫とメガネ −蔦屋敷の不可解な遺言−』。電子本読了。これも一種のアパートものになるのかな。シェアハウスですけどね。キャラ同士がぶつかる様子を楽しむライトコメディ。

 藤岡陽子さんの『波風』。電子本読了。人生の波乱や機微をぱちっと短編に切り取って並べたもの。派手さはありませんが、なかなかよかったです。

 窪美澄さんの『いるいないみらい』。電子本読了。子供を望むか、望まないか。できるか、できないか。いろいろなケースでの夫婦のやり取りをコンパクトにまとめた短編集。これも好作でした。

 住野よるさんの『よるのばけもの』。いじめがテーマの一つになっている、変則のスクールストーリー。主人公の男子中学生の心理劇に近いです。


 次回の読書ノートは、村山早紀さんの『かなりや荘浪漫 −廃園の鳥たち−』です。





Nobody Knows by Paul Brady


《 ぽ ち 》
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