花暦の中でももっとも華やかな桜リレーがほぼ終了しました。
真っ先に咲く寒桜系からメインアクトのソメイヨシノを経て、最後は八重桜系のふわりとした彩りでゴールイン。
フィニッシュ前のラストランを飾った面々を並べてみたいと思います。
マメザクラ
あまり大きくならない桜で、花が上を向かず、垂れるように咲きます。非常に個体変異が大きいようで、花色も白から淡紅色まで様々。画像のものも園芸種かもしれません。
木が小ぶりなので、庭園向きですね。
ギョイコウ
よく知られている変化(へんげ)もので、花弁は淡緑色。花が老成すると紅色を帯びます。ヤマザクラ系なので開花と同時に葉が展開します。画像では背後に隠れていますが、もう葉は出ています。
カスミザクラ
これもヤマザクラ系で、開葉と同時に開花します。花は薄紅色ですが遠くから見ると白く見えるほど色が淡いです。ポピュラーな野生種なんですが、意外に知られていません。
ヤマザクラと違い、新葉が紅色を帯びず最初から緑色なので、花が葉に埋もれて咲く印象になります。ちょっと損かも。
カンザン?
八重桜にもいろいろ種類があるんですが、これはカンザンじゃないかなあ。八重桜の中では花色が濃く、艶やかな印象になります。
こいつが満開になると、そろそろ桜も終わりだなあとしみじみしますね。
◇ ◇ ◇
桜の紅色が新緑に置き換われば、そろそろ春も終盤。
個人的には、やれやれやっと花粉が峠を越したという感慨の方が深いんですが。(笑
春を駆け抜けた桜たちも、成長本番はこれからです。わたしたちも葉桜に負けずにがんばりましょう!
炭酸が喉に染み入る山遊び
Late Spring by Rui Fujishiro
《 ぽ ち 》
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