いや、憎たらしいというわけではありません。
 むしろ逆です。(^m^)

 憎々しいではなく、肉々しい……ですから。

◇ ◇ ◇

 わたしのベランダガーデニングは、樹木から花から多肉から野菜まで基本的になんでもありです。でも、多肉に関してはハオルチアとガステリア系がメイン。ゆっくり大きくなりますし、もっちりに透明感プラスの姿が大好きなんです。
 ただし他の多肉植物に比べ強光が苦手なハオルチアやガステリアは、ちょっとだけ手がかかります。そのちょっとだけを手抜きするわたしですから、結構お星様にしています。(^^;;

 一番の危機はマンションの大規模改修の間。工事でベランダが使えなかったので、半年以上室内だったんですよ。その間に見るも無惨に徒長したり腐ったり。十年選手をむざむざ半減させてしまいました。
 仕方ないのでこの度新入りを大勢お迎えし、一気に肉々しくしたわけなのです。おほほのほ。




<その一>



 左プランターはガステリア軍団。手前から奥に臥牛、墨鉾、臥牛系のハイブリッド(大型になります)、白馬の輝き。臥牛は、ちょっと狭いところに押し込んじゃったなあ。

 中央プランターは手前からロイヤルハイネス、宝草、リミフォリア。ロイヤルハイネスとは仰々しい名前ですが、育てやすい硬葉系ハオだと聞いています。宝草は一時恐ろしい勢いで増えていたんですが、凍らせてしまって一発アウト。一本だけ残ったのが三途の川を渡る前になんとか復活したようです。硬葉系ハオのリミフォリアには瑠璃殿という通り名がありますが、丈夫そうです。

 右プランターは新入りのちびたち。手前から奥に、レツーサ系札落ち品種、オブツーサ、オキュラータ、ウンブラティコラ。どれもぷっくり系の普通種ですが、育てやすくてよく増えるはず。すぐ鉢分けになるだろなあ。




<その二>



 左プランターはガステリア軍団。手前から奥に白馬の輝きとバッケリーの交配種、リリプターナ、グロメラータです。ガステリアは成長がとても遅いものが多いので、わたしのようなずぼら向き。ハオルチアほどは日焼けしないので、その点も助かります。

 中央手前の鉢はリハビリ軍団です。左が掻き子のハイブリッドガステリア。右回りに竜鱗、ガステリア“颯々の松”と来て、一番惨めなのが徒長で万歳しちゃったハオルチア“玉扇”。なんとか回復してくれると嬉しいんだけど……。

 中央奥の鉢。手前左から菊日傘、天守閣、レッドブル。菊日傘はハオルチアにしては柔らかい雰囲気で気に入ってます。増えて欲しいなあ。天守閣はアストロロバ属で成長がめっちゃ遅いです。なのに徒長ぷらす日焼けでぼんぼろりん。子吹きしてくれないかなあ。レッドブルはもうちょい日に当てた方が赤が出そう。

 右プランターは新入りのちびハオ。手前からレツーサ系品種、ミニマ、ヘルバセア。どれも丈夫でよく増えるはずなんですが、なにせ本当にちびなので……。




<その三>



 手前左が硬葉系三種。手前から時計回りにヒッポ、グリーンアイス、サバンナ。ヒッポはハオルチア・テッセラータ系交配種のようです。グリーンアイスはガステリアとアロエの属間雑種(ガストロアロエ)で、サバンナはガステリアという札になってましたが、これも属間雑種っぽいですね。

 手前右はフォーカリア“菊波”。十年選手が星になってしまったので、新たにお迎えしました。あとは余り苗の養生です。

 奥左。でかいのがハオルチア・ロンギブラクタータ。軟葉系のハオの中ではそこそこ大きくなる種のようです。時計回りにレツーサ系札落ち品種と、神苑。神苑はツルギダ系かな。今頃花を上げてます。寒いぞ。(^^;;

 奥右は子吹きし過ぎて形が崩れたハオルチア処分品をばらして植え直したもの。キンビフォルミス、ピリフェラ、ハイデルベルゲンシス辺りかなあ。交配種がうんざりするほどあるので、札が落ちるともうわかりません。いいの、かわいければ。(笑




<その四>



 手前左は余った小苗で作ったミニ寄せ植えです。手前中央は蛇のように徒長してしまった竜鱗系ハイブリッドをぶった切って子吹きを待っている状態。まあ慌てても仕方ありません。のんびり行きましょう。手前右は挿し芽で仕立て直し中の旧メンバー。ハオルチアがレツーサ、オブツーサ、竜鱗。ガステリアの子宝ってあたりがごちゃっと入っています。

 奥左は硬葉系ハオ二種。テッセラータとファスキアータかな。どちらもとんでもなく徒長してしまったため、そのうち掻き子で仕立て直すつもりです。奥右はチョベリバ。これも硬葉系のハオなんですが、葉焼けがひどくて療養中。よく生き残ったもんだわ。(^^;;




<その五>



 左はアロエ四種です。手前から時計回りにダップルグリーン、不夜城、鬼切丸、ディンティティ。鬼切丸はぼんぼろりんの葉っぱ二枚状態から順調に復活中。がんばれー。でも、この中では一番でかくなるんですよねえ……。

 右はアガベ“五色万代”。葉の傷みがひどいために捨て売りされていたのを拾い買いしました。成長して下葉が入れ替われば整うでしょう。アガベは通年戸外におけるのでベランダ向きなんですが、大きくなる種類が多いのと、葉縁のトゲがねえ。(^^;;

◇ ◇ ◇

 などなど。肉々しい面々をご紹介しましたが、寒さに弱いサンセベリアも室内に何種かありますので、結構肉度高めになっているかも。かもかも。(^^;;

 無闇に鉢数を増やさないつもりですが、いつまで自制が続くかは定かでありません。(笑




  寒風や強光で赤くなるハオは
   恥をかかせても赤くならない






Succulent Song by Sara Gougeon

 ラストが「おいおい」という感じですが。(^^;;


《 ぽ ち 》
 ええやんかーと思われた方は、どうぞひとぽちお願いいたしまする。(^^)/


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