「引きこもりは太陽光に弱いんだ」
「ドラキュラ並みだな」

「だからどうしても日傘が必要なんだ」
「てか、それなら外出するなよ。どうせ引きこもりなんだから」

「いや、引きこもりでも腹は減る」
「まあ……そうだな」

「コンビニくらいには出かけないと餓死するんだ」
「明るいのが苦手なら、夜出ればいいだろ」

「コンビニが深夜営業をやめちゃったんだよ。根性なしめ」
「おまえに言われたないわ!」

「どうしても日中出ないとならないから、日傘がないとしんどい」
「てか、おまえ、日傘の下からずっと動いてないぞ?」

「引きこもる自分の部屋は携帯できるんだけど、日傘がでか過ぎてさー」
「いつまでもそうしてろ!」









 ニトベミノガの蓑かなあ。
 マサキの葉の裏のあちこちに付いてました。

 葉がいくらか食害されているかもしれませんが、それ以上にうどん粉病の被害がひどいですからねえ。もっと大食らいで厄介なユウマダラエダシャクやホタルガの芋虫もぞろぞろ出始めますし。
 その頃から、芋虫狩りのアシナガバチやスズメバチがぶんぶん飛び回り始めます。いろいろ……危険が危ないです。(笑




  空淀む じっと動かぬ釣り忍





Home Away from Homes by Canopy Climber


《 ぽ ち 》
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