「なあ。どう考えてん、俺ら全然合ってへんよなあ」
「合ってない、合ってない」





ハナノキいうてん、花ぁ地味すぎやし。


(ハナノキ)




ツゲいうてん、何にも告げてへんし。


(ツゲ)




ニレいうてん、誰にも似せられへんし。


(アメリカニレ)




シロモジいうてん、字ぃ白くないし。


(シロモジ)


ごちゃごちゃ言わんと、黙って咲いとけ!

(^^;;



 地味な早春花ばかり四つ、並べてみました。

 ハナノキの花は、カエデ類の中では目立つ方です。紅葉の方がずっときれいですけどね。

 ツゲの花も超お地味ですね。いつの間にか咲いて、いつの間にか咲き終わっています。

 アメリカニレの花も、遠目にはごみがまとわりついているように見えるほど地味です。これは雌花かな。

 シロモジの花はアップでみるときれいなんですけどね。花が小さいのでインパクトはありません。

 桜が咲きだす頃にはもう咲き終わっている彼ら。地味であっても、結実すれば文字通り結果オーライなんですが。少なくとも、今回撮った個体には実がならないようです。残念……。




  花蜂の忙しき候始まりぬ





Same Old Me by Mae McKenna


《 ぽ ち 》
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