足掛け8年にわたって書き続けてきたみさちゃんのシリーズも、いよいよ本話で大団円ということになります。本作は単純な探偵物語ではなく、みさちゃんというかなり癖のある中年男の奮闘記。事件を解決してすっきりという探偵小説の王道には決して乗りません。
三部作という大部を締めくくる本話においても、その原則を貫きます。
わたしはこの長大な作品を手がけるにあたって、きちんとテーマを据えて執筆してきました。最初から読んでくださった方々におかれましては、わたしの意図になーんとなく気づかれているかもしれないなあと。それを最後に総括するような形で本話を置き、みなさんにわたしからの問題提起を考えていただければなあと思います。
難しいテーマではありません。生を受けていま在る全ての人に共通の、ごくごく普遍的なテーマです。
◇ ◇ ◇
もう一つ。ラストの本話は、本年のクリスマスストーリーと兼用にいたします。
昨年は中編の『ポインセチア』を書き下ろしましたが、今年は長編にきちんとピリオドを打つというけじめも併せて、締めをクリスマスに持っていきます。もちろん、わたしが書くわけですから、典型的なクリスマスストーリーになんかなりません。それはどうかご了承ください。
ということで、最終話のタイトルは『真実とへっぽこ』です。
ラストですのでそれなりにボリュームがあります。二十に分割して一日二パートずつアップします。あとがきも、第三部と本作全体のものの二階建てになります。
カクヨムでも同時展開しますので、お好きな方でお読みいただければ。
こちら(アメブロ)のは、いつものように画像+音付きです。(^^)
追記:
夏色インコさんの企画にいっちょかみ。(^^)
「これがわたし」と言っても、わたしの書く文章はどれもがわたしそのものですので、特に強調するものは何もないんですが。まあ、それはそれ。いつものクリスマスストーリーに、一つだけオーナメントを増やしていると考えていただければ。(^^)/
Truth By James Blunt
《 ぽ ち 》
ええやんかーと思われた方は、どうぞひとぽちお願いいたしまする。(^^)/
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