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◎ レンタル屋の天使 ◎  予告




 さて。
 夏真っ盛りでございますが、その暑苦しさに負けず劣らずの変てこな話をお届けいたします。

 題して、『レンタル屋の天使』

 文量が10万字オーバーになりましたので、中編というよりもはや長編ですね。ですが、とにかく展開の早い話です。きっちりプロットを張って、それに緻密な肉付けをするという書き方ではなく、おりゃあっと一気に書き上げたもの。内容にも、そういう性質が色濃く出ていると思います。

 まい_すぺーすの時のような疾走感は全くありません。表現するのが難しいんですが、かなり心理劇の色が濃いと思います。その分、細部を読み落とさずによーく背景を見通してくださると嬉しいです。

 プロローグ、エピローグなしで、すぱっと始まりすぱっと終わるタイプ。章立てはありません。全23話構成プラスあとがきという構成になっています。



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(ヤマボウシ)



 主人公は、ルイこと小賀野類(おがの るい)。ハタチになりたてほやほや。そして、こいつはものすごーく特殊です。どう特殊かは、読んでのお楽しみ。(^m^)

 舞台も登場人物も、そう多くはありません。どこで誰と何が行われるか、それをじっくり読み取ってくだされば。さらっと読み流してしまうと、途中でわけが分からなくなるかもしれません。(^^;;

 それと。先にアップしていた一葉館シリーズとは正反対で、本話には季節を明示する描写が一切出て来ません。何か特殊効果を狙ったというわけではなく、単に季節を全く意識しないで書き上げたと理解していただければ。はい。

 がんがん進行させる話なので、ちまちまアップしません。文量に応じて一話をいくつかに分割することがありますが、出来る限り一日一話のペースでお送りしてまいります。間に少しだけ箸休めを挟み、だいたい一か月ほどでアップし終わる予定です。

 例によって、各話の文末に音と画像が付きます。画像は、天使らしく白のイメージで統一します。

◇ ◇ ◇

 変な話ではありますが、読後感は決して悪くないと思います。主人公であるルイの一人語りで進行するこのお話。冷たい飲み物を片手に、じっくり楽しんでいただければと思います。(^^)/





Angel by Atlanta Rhythm Section

 大好きなARSのこの曲で、オープニング!