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「はしか?」
「いやあ。これが正常だよ」

「真っ赤なぶつぶつだらけじゃん」
「だから、これが正常なんだって」

「キモ」
「ぶつぶつがキモいのは、下」

「え?」
「掘ってみ?」

 がさがさ……。

「うわ……」



(^^;;



 さあ。掘った彼女は何を見たでしょう?(^m^)

 ご存じ、ヤマモモです。
 貧栄養や乾燥に強く、緑化木としても街路樹としてもよく使われますね。

 真っ赤な実は甘酸っぱく、生食出来ます。
 傷みが早いので、市場にはなかなか流通しませんけどね。(^^;;


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 このヤマモモ。痩せた土壌環境に強いのには、ちゃんと理由があります。根にフランキアという放線菌が共生し、根瘤を作るんです。根瘤は空気中の窒素を固定して、それを栄養として木に与えることが出来るんですね。

 マメ科の植物が作る根瘤は、リゾビウムというバクテリア(細菌)がパートナーですが、ヤマモモにはちょっと変わったパートナーがいるっていうことなんです。

 もしヤマモモの木を見かけたら、赤い実のぶつぶつだけじゃなくて、根っこのぶつぶつも見てあげてください。(^m^)




  二の腕に汗腺の数の汗が浮く





Heaven by Simply Red

 ただ赤いだけですが。(^m^)