もう終わってる

終わってしまったものは元に戻せない
最初に戻ることも戻すことも出来ない

戻せると思っているあなた
それはあなたがそう思いたいだけ
全てはもう終わってる

終わった分だけ始まりがあるかどうか
肝心なのはそこだけさ






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「なに、あほなこと言ってんねん。わいら、終わらな次ないで。一年草やからな」
「せやせや。終わる前も地味で汚かったし。ええねん、そんなんどうでも」



(^^;;



 北米原産の帰化植物。最近、すっかりおなじみになりました。ハハコグサは知っていても、これを知らない人はぎょうさんおるんじゃないかと思います。

 チチコグサモドキ。まだ花茎が立たないロゼットのうちはハハコグサに似ていますが、花も冠毛もものすごーく地味で、薄汚い感じがします。もっとも、きれいかどうかは彼らの生き方にほとんど影響しないんでしょうけど。

 草姿はハハコグサに似ていますが、食用にはなりません。
 ハハコグサにしたって、決しておいしくはないし。(^^;;





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「ふふふ。とうとうこの時が来たわ。周りのちゃらちゃらした連中は、もうおしゃかよ。これからは地味だったわたしたちの出番!」
「なんかいきんでるけどさ。わたしらにしたって、風で飛んだらもうおしまいよ?」

「いいじゃん! そこからまた生えるんだから!」
「生えるかなあ。わたしらがどんどん増えてるって話は聞いたことないけど……」



(^^;;



 ガーベラ
 キク科の花は集合花です。そしてガーベラやヒマワリのように、一番外側の小花だけが長くて立派な花弁を持ってるってことが結構多いです。
 タンポポのように全部の小花に同じような花弁を付けるより、この方が安く済むんでしょう。どのタイミングでどこをどれだけ目立たせるか。受粉に必要な虫をどれだけ低コストで呼ぶかに、工夫と個性が出ます。

 そして花の後。外の花弁持ちの小花も中の地味な小花も結実しますが、数的には圧倒的に内側の花が有利。人間社会ではそうあって欲しくない数の論理も、植物の世界では普通に幅を利かせます。ここに至って、主客逆転していますね。(^m^)





終わりたくなければ
また始めたいのならば
まず実らせるしかない

それしかないでしょ?





  受け取りの印押す如し夏の菊





Crazy Love by Poco

 ポコはイーグルスの影に隠れてしまったバンドでしたね。でも佳曲が多くて、わたしは好きです。(^^)