「おい、青木。おまえ、そんなにとんがってた?」
「最初だけな。日陰者ならせいぜいこんなもんだ」

「反逆のエネルギーにはならんのか……」
「どんなにとんがっても、鹿には効かないし」



(^^;;



bd1


 でろーんとした葉っぱのアオキも、開芽の頃はきりっとしてますね。(^m^)

 アオキはシカの大好物。シカの個体数が増えてくるに従って、食われて林内から消え去ってしまいます。これまでアオキがいっぱい生えてた林内から、急にその姿が消えたら……要注意ですね。






「つるてかぴかりこんのおまえも、若い頃には毛があったんだなあ……」
「余計なお世話だ!!」



(^^;;



bd2


 シラカシの柔らかな若葉。うっすらと産毛をまとっていて、色も赤っぽく、いかにも赤ちゃんという風情です。でも無防備で、このままならいいように食われますね。(^^;;

 展開が済んだ葉はすぐに厚く堅くなり、虫や草食動物に食べられにくいよう変身していきます。






「おい、バルタン星人。おまい、頭どうした?」
「学校に置き忘れて来ちゃった」

「ママに、取りに行けって言われんのか?」
「言われたけど、頭ないから覚えてられない」



(^^;;



bd3


 キンギンボク(ヒョウタンボク)の若葉ペア。猛毒植物であっても、見かけはそうは見えませんね。この後すぐに、名前通りに金銀の花が咲き出します。

 その頃には……もうバルタン星人の面影はありません。
 ふぉっふぉっふぉ。




  山青葉 緑にもある色の数





ナミダノコエ by Sotte Bosse