『踊る人形』と言えば、有名なシャーロック・ホームズシリーズの中でもちょっと特異なお話です。エドガー・アラン・ポーの『黄金虫』と同じように、暗号文が話の軸に据えられているんですよね。

 暗号自体はそれほど凝ったものではなく、黄金虫と同様のロジックで解き明かすことが出来ます。読み物としても、暗号を解く楽しさより、暗号として使われている人形の不思議なキャラに読者の意識が集まる設定になっているように思います。
# わたしが初めて読んだ時も、この人形はなんかおもろいなあと思ったので。(^m^)

 ということで。わたしも踊る人形をこしらえてみました。



ydr



え? なんやて? 全然踊ってへんやんかって?

あほう! 踊ったら俺が壊れるわ!



(^^;;



 いや、もうとっくに壊れてるんですけどね。(^^;;
 ばらばらになって落ちたヤドリギの枝と葉。錆びた自転車の部品。サクラの種。ひととき集まって。リーゼントの兄ちゃんになって。でも、北風がすぐに吹き散らかしてしまいました。

 用済みのものでもメッセージは作れます。
 用済みのものにもメッセージはあります。
 でも、それは。わたしたちには理解出来ない、暗号にしかならないのでしょう。




  寒戻る雀踊らずぢっとして





Eleanor Rigby by Esperanto

 ビートルズの名曲のカバーとしては異色かと。(^m^)