みなさん、こんにちは。
いつも気長に読んでくださってありがとうございます。

前回の続き、いよいよ断食潜入シリーズも終盤です!




▼5月28日(土) 断食修行3日目


動物や虫たちも断食をするらしい。

ケガをした動物たちはエサを口にせずじっと回復のときを待ち、生命力を高めることがケガを治す最良の方法といいます。

おたまじゃくしもカエルになる前の数日間は食べないそうです。
ある実験によると、おたまじゃくしにエサを与え続けたらカエルになれなかったとか。

カイコも糸を吐き出す脱皮前や、さなぎちゃんの時代も断食状態だそうで、新たな生命のステージに至る際には重要なんだそう(『脳がよみがえる断食力』山田豊文著)。

そんな本の話を同期のSさんにすると、

「なるほど、じゃあいま断食中の私たちのエネルギーは何に使われているんでしょうね?」

との問題提起。うーん、確かに何に使われているんだろう…。
これからカエルに進化するわけでもないし、糸を吐き出す予定もないわけで。


相変わらず体温の上がらない冷えたカラダを震わせながら歯を磨き、早朝4時55分の健康チェック、掃除を済ませながら、私はぼんやりとした頭の中でハンバーグとたこ焼きと、小さい頃にバケツから消えたおたまじゃくしのことを考えていました。







▼体力は落ちるも、良い変化も

昨日の雨も上がり、この日は縁日ということもあって早朝5時半というのに参拝客が多い。

朝護摩に向かう際、Sさんとフーフー言いながら急な階段を上りました。
サラリーマンはともかく、ご年配のおじいちゃんおばあちゃん方が颯爽と私たち2人を追い越していく様子には、さすがに

「私たち、確実に体力落ちてますね…」

と、Sさんと苦笑い。
普段からヨガやマラソンなどをしているSさんでも、断食3日目にして少し気分が悪いそう。

私はというと、昨日より元気なものの、脈が速く、なんだか息苦しい。
空気の薄い富士山の頂上にいる感じ。ふわっとした妙な浮遊感です。

唯一、口にしている水の味や匂いにも、昨日よりさらに敏感になって消毒の薬品っぽさを感じる。
断食の症状で舌苔ができて、口の中が不快。

けれども、よい反応も多いのです。
まずは体の余分な水分が流れてむくみがとれたこと。

そして、ミス肩こり部門があれば優勝しそうなほどひどかった肩こりがなくなっていることにはびっくり。
長年詰まっていた排水溝を掃除して、水がさらさらと流れ始めたような感じです。

それから、肌の吹き出物が驚異的なスピードで消えたこと。

もしかしたらカエルに進化しない分、こうした修復にエネルギーが使われているのかしら。






▼分け合う、ということ

縁日はお不動様のパワーがいちばん宿るときで、この日にお参りするとその多大なパワーをいただき守ってもらえると僧侶が話してくださいました。

朝護摩の荘厳な雰囲気で焚かれる炎を見ながら、この日、3日目に願ったのは…
思いもよらぬ「世界平和」でした。

なんというか、ああ、お腹が空くってこんなにツライことなのか、と。
こんなにツライ思いを好き好んでしている私とはちがって、世界中には望まずして食べられない子どもたちがいっぱいいる。

食べられることが、どれだけ心身を温めてくれる幸せで尊いことなのか
私は明日を乗り切れば食べられる。好きなものを食べられる保証がある。

けれども、いつ食べられるかさえわからない子どもたちが世の中にはたくさんいる。
何も保証がない。どんなに不安だろう。

食べ物も技術も知識も不安も喜びも、競うのではなく、もっと分け合える世界になってほしいと切に願いました。

世界平和って、隣の人と柿を分け合うみたいな、すごく些細なことの集合体なんじゃないかな。




▼静岡から参戦の新人美女

この日、新たに入堂したFさんは、20代後半の読者モデルさんみたいなキュートな女性。

3泊4日の断食予定で、静岡から来たとのことです。
成田集合は早朝のため、昨夜は1300円でマンガ喫茶に泊まったそう。たくましいです。

断食修行に参加した理由は、転職中のリセットとのこと。

「東京で4年間働いて、インプットが多すぎて疲れちゃって。静岡の実家に帰省中の1ヶ月の間にアウトプットしたいな、無になりたいなと思ったんです。断食なんて周りからありえない、って言われたんですけど。笑」

そりゃそうですよ、こんな可愛い子がねぇ。
これから3泊4日お風呂も入れず、髪もベタッとなり、モンゴルの羊みたいなニオイになるのですよ、いいんですか!?

と、私も親心のように心配してしまった。




▼お経とは? はじめての写経体験


そんなFさんと一緒に写経体験をしてみました。

最初にお清めのための塗香を人差し指でとり、左の手の平の中心につけて広げた後、輪袈裟を首にかけて開始します。
「般若心経」をひたすら筆で書き写し、最後に日付と自分の名前を記して床の間に奉納します。


そもそもお経とは。

仏教発祥のインドにおいて、昔は大きな葉っぱに文字を書き、文字量が増えると何枚もの葉に書いていたそうです。
それをつなぐために両端に縦糸を通したのですが、その縦糸を「経」と呼びました。地球の緯度、経度の「経」ですね。
やがて葉に書かれた仏さまの教えそのものを「お経」と呼ぶようになったのだそう。

お経は「生死について」「世界の在り様について」「煩悩について」など、お釈迦様の没後に膨大に書かれました。
その中からエライお坊さんが「私はこのお経がいい」と、自分の悟る方法に適したお経を選んでいったことが、仏教に宗派がたくさんある理由なんですね。





写経体験は一般客だと2000円ですが、断食者は無料で参加できます。
所要は「般若心経」1枚で1時間ちょっとですが、私は驚異的な集中力で45分ほどで終えました。

墨の匂いが懐かしく、筆の感触も大好き。

筆は正直者ですよね。
早く終わらないかなっていういい加減な気持ちも、誠実に向き合おうとする気持ちも、見事に文字に表れる

心を見透かされているようでドキドキします。







▼ちりめんじゃこに多大な感謝

この日もたくさん本を読みました。

『仏教的生き方入門』(長田幸康著)によると、多くのチベット人は魚を食べないらしい。

たとえば、ヤクという大きな動物1匹からは多くの肉やソーセージ、毛皮がとれ、ツノも役に立ちます。
けれども魚一匹ではお腹が満たず、何匹も殺さなければいけない。
ましてや、ちりめんじゃこときたら大量虐殺級ではないですか。

大きなヤクも、小さな魚も同じひとつの尊い命には変わりない、というわけですね。


また、チベットでは子どもが亡くなると川に流すため、魚はその肉を食べるから食さないという由縁もあるそうです。




敬虔な仏教徒のチベット人となると、虫や蚊さえ殺せないといいます。

まさに、お釈迦様が説いてガンジーも唱え実践したアヒンサー(不殺傷、非暴力)ですね。


私は肉も魚も大好きだし、断食したからといってベジタリアンになるつもりもありません。
でもやっぱり、あるものをいただく感謝、だけは決して忘れたくないですね。

さらに、その命を育む森も川も海も、人間が守っていくのは当然のことで
命だけいただいて自然環境や生態系に無関心、むしろ破壊するばかり、では勝手すぎるなぁと、あらためて痛感します。






でも不思議です。

世界中のどんな宗教だって「命を大切にせよ」という根本の教えは変わらないはずなのに、
なぜテロや戦争が起きて、多くの命が犠牲になってしまうんだろう。





きっと泣いてるよねぇ…ブッダもイエスもムハンマドも。









その晩、「いよいよ明日、お粥ですね!」と、同期Sさんと盛り上がりました。
2人とも今朝よりは元気です。

断食するとカラダは1日でブドウ糖を使い切ってしまうものの、その代わりのエネルギー源として脂肪が燃焼され「ケトン体」と呼ばれるものが肝臓でつくられるそうです。

ケトン体は代打で脳のエネルギー源となり、効率よく脂肪を燃焼してくれる優秀な補助要員。

人間のカラダは連携プレーで意外と丈夫にできているんですね。


★3日目の体重⇒1キロ減
★体調⇒2日目よりは良好、脈が速い
★変化⇒水の味覚・臭覚が敏感になる、舌苔ができる、むくみ・肩こり・吹き出物の解消
★いま食べたいもの⇒ハンバーグ
★祈ったこと⇒世界平和



さて、次回はいよいよ断食最終日。
一生忘れない4日ぶりの食べ物の味、そしてルネサンスのように開花した私の食欲は一体どうなっちゃうのか…!?


今日も長文、読んでいただきありがとうございます!


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3人の講師で担当する「一人旅講座」が好評開講中。

なんと定員の倍以上お集まりいただき、教室を拡大して募集中です!
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なんと、ずいぶん時間が空いてしまってすみません!
すっかり秋真っ盛りではありませんか。


さて、ちょっとお知らせですが
ありがたいことに8月より、番組キャスターのお仕事をさせていただいてます!


日本文化チャンネル桜の番組⇒  『桜ワールドネットワーク ~世界は今…』

▼放送時間
【 スカパー!528ch 】 毎週木曜日 21:00~22:00 放送
【 So-TV / YouTube / ニコニコ 】 随時配信(週1回)

世界各地に在住する特派員の方々に、現地の”生の声”を伝えていただく報道番組です。
一般の報道では知り得ない海外レポートが満載で、わたし自身とても勉強になることばかりです。

国際問題や情勢などに興味のある方は、ぜひご覧いただけますと嬉しいです♪


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さあ、みなさん忘却の彼方であろう前回の続きです! 
いよいよ過酷な断食修行2日目!

(これまでの記事はこちら↓)

①断食修行に潜入! 水だけで3泊4日過ごしてみた@成田山新勝寺
②断食修行に潜入! 1日目は煩悩だらけだった









▼5月27日(金) 断食修行2日目の悲劇


まだ薄暗い朝4時30分。

女子部屋に目覚まし時計のアラームが鳴り響き、
「おはようございます…雨ですね…」と、みな気だるそうにあいさつを交わしながら生存確認しました。

起き上がろうにも力なくフラついて、アウストラロピテクスから人間に進化するみたいに段階を踏まないといけない。

ようやくネアンデルタール人になったあたりで、
あれ、なんか胃が気持ち悪い…あれ、すごく寒いぞと、2日酔いみたいな体調の悪さにぞっとしました。

歯磨き粉の味にウッとなりながらも、渾身の思いで歯を磨いて顔を洗い、身支度を整えて4時55分、集合場所で健康チェックを行います。


前日に水を何杯飲んだのか、記入した表を世話係に提出して判をもらうわけですが、
「今日で最後の人はちゃんと言ってよね! 言わないとわかんないんだからさ(怒)」などと、世話係I氏が相変わらずゴネていて、妙な緊張感が漂う2日目の始まりです。




部屋に戻って、ほうきで簡単な掃き掃除をしつつも体調が悪い。
掃き掃除しながら吐きそう…。

そんな状態で、5時20分から始まる全員参加の朝護摩に向かいます。
大本堂へ向かう途中に気分の悪さが限界になり、同期Sさんに「先に行っててください!」と言い残してメロスのように走り、トイレで吐きました。

(お食事中の方がいらしたら、ごめんなさいね!!)

吐くといっても、何も食べていないので当然、大量の水しか出てきません。
しかも、わりときれいな黄色なのね。オロナミンCみたいな胃酸カラーを、若干感動しながら眺めておりました。

酸っぱくなった口をゆすぎ、いつものペットボトルの井戸水をひと口飲んでみると、あら不思議!
甘い…なんというか、桃の天然水みたいな味がするではないですか!

飽き飽きしていた水が、状況によっては桃の天然水にも変化するのね。同じ水なのに。
これも仏教でいう、空(くう)なのか、、と静かに感心しておりました。





この気持ち悪くなる現象、じつは断食するとよくあるそうです。

食べないとあらゆる消化機能が休止するため、肝臓も解毒できないことはもちろん、
長年にわたって細胞に蓄積された有害物質が血液に送られて全身をめぐるから
なんですね。

これも一種の好転反応だけど、人によっては頭痛が激しかったり、救急車で運ばれる場合もあるそう。

だから臓器の休業に備えて、断食前には減食が必要なんですね。


ではなぜ、わたしは減食したのに体調が悪くなったのか。

それは断食初日の晩、なまこのように眠り続けたので寝起きに「水分摂らなきゃ!」と、水を一気に大量に飲んだのがNGだったみたい。空っぽの胃がびっくりしたんですね。

最初に渡された注意事項にも、水を一度に多量に飲まぬように! と書いてありました。


これからチャレンジする方、どうか水は少量ずつ、こまめに補給してくださいね!







▼まるでエンタメ! 智慧が煩悩を焚き上げる「御護摩祈祷」

さて、すっかり体調が蘇り、何事もなかったかのように大本堂でみんなと合流しました。

御護摩祈祷とは、護摩木という薪を焚いて心願成就を祈念する真言密教のお祈りです。
薪は煩悩を象徴し、炎は不動明王の智慧を象徴しているそう。

ちなみに「護摩」という言葉は、古代インドの宗教儀式で「火の中に供物を投じて祈る」という意味の「ホーマ」に由来しており、それを漢字で表したのが「護摩」なんですね。


とくに成田山新勝寺の御護摩祈祷は、開山以来1070年以上、1日も欠かさず続けてきたというから驚きます。

有名な話ですが、跡継ぎに恵まれなかった初代團十郎は、成田山で祈願したことから男子を授かり、以後自らの屋号を「成田屋」と称したわけですね。

今でも市川宗家一門は、襲名披露などの特別な興行の際には、ここ成田山新勝寺で護摩祈祷を受けているそうです。




広さ300畳を超える大本堂は、高い天井から黄金の滝のような装飾が吊るされ、
ご本尊の前に設けられた壇や灯篭、華やかな供物、巨大な太鼓などなど、まあとにかく賑やかです。
不動明王はここにいて落ち着くのかしら、ってくらい圧倒される空間。

「こっちの場所が、いちばんよく見えるよ」

ご本尊に向かって左側が、いちばんお坊さんの所作や御護摩の様子が見えると先輩陣の姉さんが教えてくれました。


護摩祈祷は1日何度も行われますが、薄暗い本堂内に炎がくっきりと浮かび上がる朝護摩は、やはり特別に荘厳で神秘的。

黄、緑、紫など、色鮮やかな袈裟を身に着けた僧侶たちが10人くらいも出てきて、
空腹のお腹に爆発音みたいに迫りくる太鼓の音や、驚異的に美しいお経のハモリ具合、
その重低音が堂内に響き渡って護摩の炎を操ってるみたいで……鳥肌が立ちました。
エンタテイメントみたい。

炎を見つめながらお経のスピードが速くなってくると、自分の中の煩悩がどんどん炙られていく感覚。なぜか涙が出ました。

わたしたちも手を合わせ、不動明王の真言を一緒に繰り返します。

この日浮かんだのは祈りというよりも、感謝、でした。
大切な両親や身近な人たちが健康でいてくれることに感謝。いてくれるだけで感謝。



そうそう、祈祷の途中に、護摩の炎に荷物をかざしてご利益をいただく「御火加持(おひかじ)」をしてもらえるので、カバンや大切なものがある人は持って行くといいですよ。









▼月刊住職!? 仏教図書館がアツイ!


敷地内にある仏教図書館に行ってみました。断食者のオアシスです。
せっかくスマホを断たれた貴重な時間ですからね。

仏教の本ばかりかと思いきや、マンガから文芸春秋、ナショジオ、釣りの本、夏目漱石や島崎藤村の初版なんかもあります。
受付の男性によると「仏教関連の本は3割程度で、ほとんど一般書だよ」とのこと。

意外な発見は、『月刊住職』と『月刊仏事』なる月刊誌。

恐る恐るページをめくると、「初の女子僧侶プロレスラー! タイガーマスクの信念!」
とか、なんともポップな特集をしていて静かな衝撃を受けました。

出版業界にいるのに、こんな月刊誌があるとは知らなかったなあ。
昔、虫好きの友達がこよなく愛読していた『月刊むし』を思い出しました。


仏教図書館は休館日(木、日、月、祝)が多く、館外に本を持ち出せないので自分でも本は持っていくといいですよ。



ちなみに、道場の廊下にもプチ本棚があるのですが…



江戸時代かっ! という年季の入った古本たち。マニアックで難解すぎます。





▼僧侶が日本一長生きする理由とは?

断食中に仏教本を10冊ほど読んだのですが、
職業別寿命一覧において日本で長生きする職業の1位は、僧侶だそうです。

お酒も飲むし、肉も魚も食べるし、運転もする。
一般の人と生活は大して変わらないのに、なぜ僧侶は長生きなのか。

副住職で芥川賞作家でもある玄侑宗久さんは、著書『釈迦に説法』で
その理由を次のように分析しておられました。


①長く吐く呼吸法
『ゾウの時間 ネズミの時間 ―サイズの生物学』(本川達雄著)によると、あらゆる動物は5億回の呼吸を終えると死ぬらしい。お経は吸うときは瞬時で、あとは長くずっと吐いている。人が無意識にしている呼吸は1回5~6秒。坐禅の呼吸法に習熟すると、1分間に2回までは必要なくなる、とのこと。


②静と動のバランス
江戸時代の儒者兼医者・役学者の貝原益軒は『養生訓』で、「時に動き、時に静なれば、気めぐりて滞らず」と説いている。お勤めに出たり、ときに坐禅、瞑想など、僧侶は動くことと動かない仕事のバランスが絶妙。健康は陰陽のバランスが大切、とのこと。


③ストレスを引きずらない
病は「気」が滞ることで起こる気が滞る原因は、怒り、悲しみ、憂いなどの感情。葬儀といった悲しみの場に出ることが多い僧侶は、そうした感情を引きずらない能力に長けてくる。さらに坐禅や瞑想、お経によって心が平らになり、イメージや感性を司る右脳が活性化される。意識を動かして気がめぐる、とのこと。


④「楽」を目指す思考法

楽といっても、「安易」という意味ではなく、リラックスや楽しさのこと。お釈迦様が「苦」からの解脱の先に求めたもの。「幸せ」はキリのない欲望になるが、「楽」はそうでもない。ただし「足るを知る」というベースが重要。年をとるほど「楽」は深い味わいが増すだろう、とのこと。



まさに「病は気から」ですね。
そして、呼吸も省エネで寿命長持ち、の時代なのですね。

みなさん、じっくり深呼吸、腹式呼吸してみてください。
これだけでも本当に、細胞が反応してくれるなと実感できます。





↑ためになった仏教本たち(持参したもの)。

上のオレンジのピッコロ大魔王みたいな僧侶の本もおもしろくて、たとえば、

・・・・・・・・・

人間はすぐ「自分が、自分が」といって主役になろうとするが、紙パックのジュースに付いているストローを見習いなさい。あのストローはずっと脇役人生を歩んでいる。誰もあのストローが欲しいと思って買うことはないけど、あれがないと困る。必要とされている。立派な役割を果たしている。じつに頃合いのいい存在ではないか。車のワイパーだっていい仕事をするぞ。車の花形のパーツではないけど、なければ困る。役に立ってる。自分とは、社会のひとつのピースだ。自分をよく磨け。自分自身も他人も喜ばせることができる判断こそ、世から必要とされるよい選択。そして一度選んだら、その選択肢を正解にしていけ。それが後悔しない最良の選択。


・・・・・・・・・・・

みたいなことが一部書かれていて(もっと優しい口調ですよ!)、よき判断力がほしいと思っている迷い多き人たちにおすすめの本です。

『もう迷わなくなる 最良の選択』(アルボムッレ・スマナサーラ著)






▼自分の行いはすべて自分に還る

散歩中、池の鯉がドバーッと寄ってきて、もの欲しげに口をパクパクし始めたのだけど、
「うんうん、わたしもお腹減ってるよ、わかるよわかるよ」と、思わずつぶやいていました。

食べてないので体温が上がらず、5月も末だというのに凍えるほど寒い。

雨上がりで色濃く浮き立つような緑の香りが、よりダイレクトに鼻孔にしみ込んできます。
五感が敏感になっているのでしょう。このまま原始人みたいになっていくのかしら。

「自分」という言葉は「自然の分身」からきているという考え方がありますが
まさに人間は自然の一部で、自然に生かされているんだなと痛感します。


昨日はきれいに咲いていたタンポポが、今朝の雨ですっかり萎んでいました。
時は流れ、状況はつねに変化している。

明日に後悔しないよう、今できることをコツコツと。




↑お散歩中に境内で見つけた看板。まさに!ですね。


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この日の朝、3人の先輩女子が卒業していきました。

九州女子は4日ぶりのお粥に歓喜し、
眠り姫は「眠るために来た」という心願成就を遂げ、
ツワモノ姉さんは趣味の滝行について最後まで熱弁し、
みな笑顔で旅立っていきました。


夜の女子部屋は、同期のSさんと2人きり。
「いま何が食べたいですか??」の妄想で盛り上がり、絞りに絞った結果
わたしは初日から引きずる煩悩のうなぎ、Sさんの最有力は唐揚げ、でした。

空腹すぎると、さっぱりしたものよりもこってりしたもの、塩分のあるものを欲するのかも。


けれども今朝帰ったボクサーの男性は
「ソフトクリームが食べたい…」と言い残して去っていったそうです。

まあ、、人によるのでしょうね。





とにかくキツかった2日目ですが、
励まし合える同期Sさんがいて、本当に救われました。


★2日目の体重⇒1.2キロ減
★体調⇒朝は絶不調、徐々に回復
★変化⇒臭覚が敏感になった
★いま食べたいもの⇒うなぎ
★祈ったこと⇒両親、周囲の存在に感謝



さて、次回はいよいよ断食3日目。
新人女子の入堂、写経体験、読書や体調の変化など、またご紹介しますね。


今日も長文、読んでいただきありがとうございます!




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【講演のお知らせ】
10月~12月に名古屋・栄中日文化センターさまにて
「一人旅講座」として3人の講師が担当します

私は12月18日(日)、ヨーロッパ編にて。
なんと定員をはるかに超えて、教室を拡大して募集中だそう。
詳細はこちらから♪

来年1~3月は、世界遺産講座の予定です。
詳細決まりましたら、またお知らせさせていただきますね♪

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▲成田山へ向かう参道沿いは誘惑がいっぱい。さっそく煩悩の花道!



※今日は長いですよ~。お時間あるときに、ぜひ♪


▼5月26日(木) 断食修行1日目

さて、いよいよ断食初日。
スマホとの別れを惜しみつつ、朝5時30分に家を出発しました。


朝倉一善さん著の『日本全国神仏修行入門』によると、
修行は自分の欠けている何かを補ってステップアップするのではなく、
思い込みを一度打ち破ってしまおうというもの
、らしい。

「花も空も、自然のありのままの姿に感動するとき、私たちは我を忘れる。
自然も無心、我も無心、というところで向き合っている。

よい仕事をするとき、よい音楽を聴くとき、よい映画を観るときも我を忘れるように
自己を忘れているときがいちばん充実している。

座禅にしても、お釈迦様が悟ったときの姿を真似て自己と向き合い自己を忘れる修行だから
悟るためにするのではない」

そんなことが書かれていてなるほど、磨くんじゃなくて戻るのね、忘れるのね、と電車で言い聞かせつつ…
ふと車内を見渡せば、みなスマホを食い入るように見つめている。

わたしはスマホもない。3泊4日食べられない。

ほんとうに煩悩って、忘れることができるのかな?


・・・・・・・・・・



成田空港にほど近い成田駅から8分ほど歩くと
健康診断に指定された小さな診療所「藤倉クリニック」を発見。



紙の地図をくるくる回しながら何とかたどり着いたものの
グーグルマップの偉大さを改めて痛感しました。

待合室でしばらく待機し、8時半から検診を開始。

わたしのほかに、同じく断食者と思われる30代くらいの男女カップルが1組いました。
よかった、同期がいることの安心感たるや。

血圧測定、尿検査、聴診のみで、10分くらいであっさり終了。


それにしても診察室がDr.コトー診療所みたいにレトロで
お釣りの計算もそろばんをパチパチはじいていて、久しぶりに見たなぁそろばん…と思っているうちに
ゆるすぎる診断証明書が渡されました。血圧50/90だったけど、大丈夫かしら。



・・・・・・・・・・



成田はうなぎが名物、ということで新勝寺に向かう情緒ある参道沿いには、うなぎ屋さんがいっぱい。
表参道だけでも60軒ものうなぎ屋があるそうです。

しかも、ここぞとばかりに食欲をそそる香ばしい香りが両サイドから攻めてくる!


どこまでもついてくる敵をええいと振り切りながら…

ついに来ました、今回の戦場!



なんと立派な成田山新勝寺の総門。(国の重要文化財です)

この門をくぐれば、しばらく下界へ戻れない…のね。 





▼ 歴代市川團十郎家も臨んだ断食参籠道場へ、いざ!


成田山新勝寺は、天慶3年(940年)に開山された真言宗智山派の大本山です。
ご本尊は、弘法大師空海が敬刻開眼したといわれる不動明王像。

開山1070年を超える歴史の重みなのか、門をくぐると境内はピンと張り詰めた空気に包まれていました。

そんな由緒ある成田山での断食参籠(さんろう)修行は、かつて祐天上人や二宮尊徳(金次郎)、歴代市川團十郎家など多数の著名人も体験してきたそう。

ちなみに、断食参籠修行のオフィシャルな目的は、
「お不動さまのご加護のもと、不動の信念と心身の鍛錬を体得すること」らしい。
どうしよう、そんな真面目な動機はないけれど。



とりあえず、今回の修行(のフリ)のメイン舞台となる断食参籠道場へ行ってみましょう!





▲こちらが断食道場の「女子参籠堂」。昭和39年の建築らしい。

2階建てですが、現在は1階のみ使用。
というのも、過去に断食者がフラついて階段を踏み外して危険だとかなんとか…。こわっ。


この向かい側が男子参籠堂。そこに受付があるので、あいさつに向かいます。





▼水は1日2リットル以上。病院行きになるから絶対飲んで、と脅される

この日の入堂者は、先ほどのカップルとわたしの計3名でした。

受付に現れたのは、作務衣姿のちょっとコワモテの男性。
この人がウワサの手厳しい世話係のIさん。

「ちゃんと、しっかりドア閉めてくれる?」

す、すみません…。閉めようとした矢先にいきなり怒られる。
なるほど、威圧感たっぷり。

小さな畳の部屋で書類確認やサイン、緊急連絡先の記入などをし、3人とも3泊4日分の6000円を納める。
ピリッとした空気の中、断食者の心得なる注意事項を叩き込まれました。


「まさか携帯なんて持ってきてないよね? 見つけたら出てってもらうからね」

気持ち悪くなって吐く人いるけど、それ普通だから。水飲まないからそういうことになるんだよね~。とくに女性」

「絶対に1日2リットル以上飲んでね。ほんと病院行きになるから。頼むよ?


……思わず背筋が凍りつきそうになる。

この水問題にはかなりシビアで、毎朝チェックがあります。




▲この湯呑みで水を何杯飲んだか、1時間ごとに区切られた表に「正」の字で記入していきます。

1日20杯以上飲むことが目安。
といっても、ペットボトルに水を入れて持ち歩くことが多いので、やかんと湯呑みは使わない人も多いです。


そんな水問題以外にも、

「集合は必ず5分前ね」
「用事があるときは必ず『断食者の○○です』と名乗ってから言うように」
「18時以降は必ず施錠して。以前、変な人入ってきたことあるから」
「22時以降は必ず電気を消して。たまに話し声で苦情くるから頼むよ」

などなど、脅し…いや、注意事項がいっぱいで半分くらい聞いてなかったかも。


・・・・・・・・・・


軍隊の入隊みたいな受付を終え、コワモテ世話係Iさんは女子参籠堂から案内してくれました。


まずは重い木製の門を開けると……

玄関が挑戦的すぎる!



こ、こ…これは……
まるで江戸時代の刑務所ではなかろうか。





気を取り直して、玄関に入ると昭和の木造校舎みたいなレトロな水場が。


▲この水道から出る水を毎日、飽きるほど飲みます。そして飽きる。

殺菌済みの井戸水だそうですが、最初は感じなかった消毒臭がどんどんつらくなっていきました。味覚、臭覚が敏感になっていく過程が如実にわかります。

左奥には、清潔なトイレが2ヶ所(ウォシュレットと和式)。


窓も玄関も、鍵は木造の引き戸独特の、くるくる回すネジ状の鍵。
って、若い方にはわからないですよね??

わたしは小学校のころ木造校舎だったので懐かしかったなあ。



そして廊下を進んでいくと、最大8名収容という女子の相部屋。


▲この布団がまあ、鬼太郎のぬりかべか!ってくらい、固くて重いのが名物です。


先輩陣を合わせて、この日の女子部屋は計5人。

部屋に入ると女性ひとりが気だるそうに横になっていて
新入部員のわたしたちに気づくと、儚げにこちらを向いてあいさつしてくれました。


「2日目で体調悪いから寝てるけど、気にせずしゃべっててくださいね」

だ…大丈夫ですか…!?

「今回来たのが2回目なんですけど、あたし断食すると17時間寝る体質らしくて…」

えぇーー!? なんか突っ込みどころ満載の初対面でビビるんですが…


ふと、昔飼ってたフェレットが1日20時間寝る動物だったなと思い出し、そっとしておいてあげたくなって同期のSさん(スレンダー美女!)とささやき合うように自己紹介をし、散歩の準備をしました。




▲お部屋に貼ってある。「見苦しい恰好で歩かぬこと」って…。






▼断食修行中は4時半起き!? 毎日何して過ごすの?


では、謎めいた断食修行中の1日の流れをご紹介しましょう。

◆4:30 起床 (冬期は5:00)
◆4:55 集合&健康チェック 
      部屋の掃除
◆5:20 朝護摩参拝 
      自由時間 (写経、数息観など体験できる日も)
◆15:00 勤行 (読経、礼拝、僧侶の話)
      自由時間
◆18:00 門限
◆22:00 消灯


というように、基本的に自由時間が長いのです。
でも境内は広大で、成田山公園や仏教図書館、書道美術館など、リフレッシュできるところがいっぱい。

日によっては、写経や数息観などの仏教イベントに無料で参加できます。
興味がある人は毎朝の健康チェックの際に、「今日は何かイベントはありますか?」と世話係に尋ねます。

自分から聞かないと一切教えてくれないので要注意!






▼さっそく散歩に出てみたら屋台で試食を勧められ苦笑い



境内には朝から飲食物や土産物の屋台がズラリ。

焼きそば、たこ焼き、おでん、ドライフルーツ、落花生…
ああ、風に乗ってうなぎの蒲焼きの香りまで…

ドライフルーツの屋台の前を通ったときなんぞ、おばちゃんが笑顔で「試食どうですか~」って勧めてくる悲劇。
いやいや、せっかくのおばちゃんのご厚意をね…せつなくなる。

はぁ…初日なのに先行き不安です。






境内には池も多く、亀がたくさん泳いだり日向ぼっこしてました。
岩自体も、亀のカタチ。

仏教の生きとし生けるもの全ての生命を尊ぶという不殺生の思想が組み入れられているそう。


日本人よりも多い中国人の団体観光客が小銭を投げては盛り上がっていました。
お腹が空いてぼんやりしているので、あれ、わたし中国に来たんだっけ、と思う瞬間が何度もありました。

午前中は外国人観光客(わりと多国籍軍)が多いので、異国情緒たっぷり。





隣接する成田山公園だけでも、東京ドーム3.5個分という広さ。

体力のある1日目に散歩しておいたほうがいい、とは聞いていたし
さきほど女子部屋でお会いした眠り姫(と名付けよう)の具合い悪そうな様子を見たら、とにかく危機的に散歩欲が芽生えたのです。


1日に数回行われる護摩祈祷(また次回説明します)に参加してから、ひと通りアチコチめぐりました。

とにかく水をたくさん飲むのですぐにお手洗いに行きたくなります。
とくに女性は、お手洗いの場所を確認しておいた方が賢明です。




散歩していると、ふとした瞬間に鳴ってもいない、持ってもいないスマホをチェックしようとカバンをごそごそして、はっとしていました。

メールもラインもツイッターも仕事もニュースも気になる。
時計を見ると、まだお昼過ぎ。時間の流れがこんなにゆっくりなんて。

普段、どれだけスマホやネットに時間をとられているのか、流れては消えていく急スピードな情報にどれだけ振り回され時間を浪費しているのか。

もちろん情報は必要なものではあるけど、わたしの場合はたとえばタコを捕まえたくて海に泳ぎに出たのに、あ、マグロだ、あ、クジラもいる、と遭遇したものをどんどん追いかけて、次第に何を捕獲したかったのかも忘れて遥か遠方の沖で溺れそうになってる、みたいなことがよくある。

でも、こうしてデジタル断捨離をしながら1冊の本を読むということは、25mプールの目の前のコースをまっすぐ泳いでいるような感じ。必ずゴールがあって、マグロやクジラにとらわれずタコだけに集中できる、っていう精度のよさ。


まあとにかく、そんな時間がいとおしかったり、滝や小川の流れる心地よい音色、たまに池の鯉がちゃぽんと跳ねる音、鳥の声、深呼吸を促してくれるような風。

そうそう、風に揺れる境内の絵馬のカラカラと笑うような木の音色も。
みんなの祈りが励まし合っているような平和の音がして、ひたすらグーグーと鳴る空腹をなだめるようにやさしく響きました。


▲とはいえ、こんなのもあるから皮肉ね!





▼般若心経に「空」の文字が多い理由とは?


14:55、断食者は全員集合。男女計8名。
読経や礼拝を一緒におこなう「勤行」をしました。

若いお坊さんと一緒にお経を唱え、五体投地の祈りを繰り返します。

五体投地は、両肘、両膝、額を地面につけて行う礼拝で、仏教における最高の敬意を表す礼拝方法。チベット仏教を代表する礼拝でもありますね。

お経も読むのは初めてでしたが、般若心経の大きなテーマとは
「とらわれるな。こだわりを捨てよ。心も体もすべては空(くう)であると知ることで、苦悩を克服することができる」ということらしい。

必死に読みながらも「空」という文字がずいぶん多いなあと感じましたが、
般若心経でいう「空(くう)」とは、「ものごとは常に流動し、永遠に変わらないものなど何もない」という意味だそう。

仏教の「諸行無常」に通ずる教えですね。

自然が移ろうように、人の体もやがて老い、怒りや喜びの感情も絶えず変化する。
固定の実体はなく、観念でしかない。
だから思い込みが自分を苦しめるのだ、と。

よくいわれがちな「あるがまま」というよりも、むしろ「ないがまま」というほうが、しっくりくる気がしました。
自分というものも、じつは妄想の産物なのかもしれない。


わたしも含め、みんなお経はほぼ初心者だというのに、合唱団ができそうなほどリズミカルに揃っていておどろいたなあ。
お経って悲しいときに響くイメージがあったけど、祈り…なんだなと、このとき初めて実感しました。

最後にお坊さんが、
「断食はたいへんな修行ですが、その経験を通して新しい物事の見方ができればいいですね」
と温和に話してくださったことが印象的でした。





▼みんな個性的!? 断食道場のゆかいな仲間たち

勤行のあとは、女子部屋でおしゃべり。
先輩陣は3名とも、明日が最終日ということでした。


●まず、九州からはるばる来たという30代の九州女子。
3泊4日の断食の予定で、すでに3日目なのに元気そうでケロッとしてる。

「こんなに平気で、自分でもいいのかなって不安になるくらいです~。あはは」

「ずっと蕎麦が食べたいと思ってたけど、今は笹かまが食べたい!」

と、とても明るい。断食3日目がいちばんツライと聞いてたのに…びっくりしたなあ。


●そして今回が5回目の参加という、40代後半のツワモノ姉さん。
しかも、なんと6泊7日の断食も達成している強者!

「意外と誰でもできるよー。逆に2泊3日だといちばんツラいときに帰ることになるからね…」

今回は2泊3日だそうですが、1週間断食をする場合はしっかり食事を減らして、前日は固形物を食べないとか自己管理は心がけているらしい。

それにしても、肌がつやつや、つるつる。スタイルよく、若々しくておどろく。
断食の効果らしい。


●そして、17時間眠り続ける眠り姫は2泊3日の予定。

「以前、3泊4日で参加したとき布団が固すぎてアザができたから、今回は2泊3日にしたんです」

敷布団でアザとは! どんだけ頑強なんだ、ぬりかべ。 
仕事が忙しくて眠るために来た、という理由も衝撃的でした。



●同期のSさんは、千葉県在住の会社員でスレンダーヨガ美女。
これ以上痩せちゃって大丈夫ですか!? と心配になるほど細長い。

前から断食修行は気になっていて、でもひとりじゃ…ということで彼氏さんと参加したそうです。
カレは最初反対していたのに、いきなり3日前に丸坊主にして逆に張り切っているとか。



ほかの男性2名は、ほんのり悲壮感漂うガリガリ君と、対照的なぽっちゃり君。

ガリガリ君はボクサーらしく、減量のために。ぽっちゃり君は結婚が決まって今年挙式をするそうで、気合を入れるために来たとのことです。


いやあ、みんな個性的で理由もそれぞれ。

わかったのは、女性のほうが構えず気軽な気持ちで参加していること。
そして、断食中の症状は人それぞれだということ。






18時の門限までは散歩をし、そのあとは部屋で会話をしたり読書をして空腹をまぎらわせたわけですが、とにかく眠い。

断食すると眠くなることが多いらしく、この日は20時ごろには眠ってしまいました。

そもそも、わたし原稿〆切で徹夜のまま来たことを忘れていたのです。そりゃ眠いわけだ。


★1日目の体重⇒800g減
★体調⇒お腹が空いて眠い
★いま食べたいもの⇒うなぎ

★祈ったこと⇒自分はどうなりたいか



ナマコのように眠った翌朝、ちょっとした悲劇が起こりました…。
次回へ続く。


長文、読んでいただきありがとうございます!




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