妄想キャリブレーション | 水城夢子オフィシャルブログ Powered by Ameba

2019年2月23日のZepp DiverCity公演をもって、妄想キャリブレーションは活動を終了することになりました。


私にとって妄想キャリブレーションは生活で日常で居場所で人生でした。少しみんなと離れただけで情けないほどそう感じてしまいます。


妄想キャリブレーションの水城夢子じゃなくなっても愛される自信がなくて、私は1人では立ってさえいられない自分が嫌いでした。青春の中にいると気が付けない そんな言葉を今になって思い返して余計に悔しくなることがあります。どこか環境や人のせいにしていたこと、ずっとずっとみんなに助けられてばかりの私は、いつのまにかこのままもう少しここにいられる、なんてふわふわした気持ちで甘えていたこと。


本当は恐くてたまらないけど、それでもそんな自分から 逃げるのではなく楽な方を選ぶのではなく、自分の頭で考えて、自分の足で立っていけるように前を向いていこうと思います。


いつのまにか 君がいないと夢が始まらない と歌っていた私達は大人になって、私は一緒では叶うことのない夢をみている仲間の背中を、押したいと思うようになりました。


私は大切な仲間と決めたこの結末にいつか真っ直ぐにありがとうが言えるように、この芸能界で、どんな形になるか分かりませんが、大好きな音楽でも演技でも自分なりに表現出来ることに挑戦して行きたいと思っています。


こんなに素敵な妄想キャリブレーションに加入してみんなと出会えたこと、同じ夢を見たこと、費やした時間や労力、悲しかったことや苦しかったことさえ、何一つ無駄なんてことなんて無くて、全てが私の人生の財産です。


私のステージは不器用でとても上手くこなせてたとは言えないけど、私達の夢を自分の夢だと言ってくれたみんなの前でライブしているときは、口下手な私でもいつも正直でいられた気がしました。私はそんなみんなの笑顔の理由になりたいと思ってたけど、みんなが私の笑顔の理由でした。


それから洋服を選ぶ時、美味しいものを食べる時、そんな何気ない日常の中でも、メンバーの顔が浮かぶし、47都道府県すべてにある思い出たちのおかげで、この先何度も何度もどこに行ったって呆れるくらいきっとメンバーのことを思い出すんだろうな。


でもそれだけ大切なみんなだからこそ、それぞれがこの先もっと大切にできるものに出会って、別々の場所でみんならしく笑えることを誰よりも願っています。


お互いがそれぞれ同じように幸せを願って、自分で決めた道で笑えるなら、想像した成功の形ではなくてもこれがきっと妄想キャリブレーションの最高の結末になると信じています。


応援してくださった皆様、支えてくださったスタッフの方々やマネージャーの皆様 両親 そして妄想キャリブレーションを愛してくださった皆様、関わってくださったすべての皆様 本当にありがとうございました。


生活の中心にあった妄想キャリブレーションがこれからは長い人生の一部になるということ、私達が1番大切にして来たものを手放すということ、その重みや責任をしっかりと胸に

最後まで妄想キャリブレーションを生き抜きます。どうか最後までよろしくお願いします。





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