おばちゃんの中型二輪免許取得奮闘記20 | 「Ninja1000でとことこと」 所沢の心理カウンセラー 小川みずきのブログ

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月の森カウンセリングルーム所属カウンセラー小川みずきです。
日々の中で感じた小さなことから大きなことまで、
つらつらと書きつづっていこうと思います。
相棒は、チワワのぷーとNinja650!
Z250SLと保護猫フジ氏も仲間入り。

こんばんは。
月の森カウンセリングルーム の小川です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。


所沢、朝の嵐はどこへやら、

お昼前には、一気に晴天になりました。

東京では、25度近いところもあったのだとか。


関西では、強風で大きな被害が

出たようですね。

お見舞い申し上げます。



そんな、荒天が好天に変わった直後、

普通自動二輪の卒業検定を

受けてまいりました。



…ごめんなさい。

落ちました。


絶対に合格するつもりで臨んだのですが、

どこかで気負いすぎていたんだろうなぁ。

運転しながら、緊張で吐くかと思ったもん。笑



では、一部始終を。

長文ですが、お付き合いください。



今日の検定受験者は、

大型1名、普通(中型)2名。

おふたりとも顔見知りの方だったので、

ちょっと安心。

しかも、大型受験の男性は、

2週間くらい前に、

一緒に中型の教習を受けてたのに~。

早いな~。



検定は、初めてお会いする教官。

現場に出ない人が、検定をするらしいです。

そして、検定コースが発表になり、

注意事項の説明のあと、待機。

私は3番目の受験でした。


検定の教官が、テスト走行と称して、

コース内をものすごいスピードで飛ばしたり、

(大雨の後なので、路面状況の確認です)

急ブレーキをかけて点検したりと、

曲芸のような技を披露?され…

驚愕でした。"(-""-)"

仕事とはいえ、ここまでできるものなのね。



そして、検定スタート。


一人目、二人目と順調に…

(と、私には見えた)

検定を終了し、

いよいよ私の番。


乱れが出ないように、

朝からメンタルを相当制御していたので、

ここまでは、ほとんど緊張はなかったのですが、

さすがに、バイクにまたがる瞬間は

心臓がバクバクしました。


いつもより慎重に、ミラーを合わせ、

手順を確認しながらスタート。


いよいよ。

ここからはもう、自分を信じて。


加速、坂道発進は順調。

見通しの悪い交差点も

膨らむことなく左折。

クランク、危うかったけれど、

なんとか通過。

スラロームも、無事に。


そして、一本橋。


深呼吸をして。

スタート。


台に乗った瞬間、

「あ、落ちる」

と思いました。


一本橋、苦手な方は分かると思いますが、

乗った瞬間に行けるか落ちるか、

分かりますよね。


でも、今日は絶対に落ちるわけにはいかない!と、

必死で走行。

正直、よく覚えていません。


ただ。


あと3メートルのところで

どうしても修正できなくなり脱輪。


頭が真っ白な自分と、

「やっぱりね」と思う自分と、

「でもここまで引っ張れた」と思う自分とで、

しばし、その場で呆然自失。


ここで検定中止だと思って

教官の方を見ると、

「続けてください!」

と言われたので、

急いで気持ちを切り替えて発進。


この後はどうでもいいや~

と思ったら、本当にダメな女になると思ったので、

ノーミスでいこう!

と、気持ちを引き締めて。


その後、S字、障害物はクリア。


最後の急制動で、また問題が。。。


今日は、路面がかなり濡れていたので、

停止距離は11メートルではなく、

14メートルに修正。


路面のせいではないと思うのですが、

ブレーキ時に、後輪が少し横滑り。

慌てて、ブレーキを前後とも緩め、

再度、ブレーキングで、何とか11メートルで停止。


あぶねー。。。


そのまま発着点に戻って、検定修了。

ちょっと涙が出たけれど、ぐっとがまん。



もう、不合格は確定しているので、

その場ですぐ、教官の方からブレーキングの指導。

急制動のとき、体重が前にかかり過ぎと

言われました。

前傾のまま、ブレーキかけてると。


あぁ、注意されていたところ、

またやってしまった…


急制動のときは、

体重を後ろに残すように、

腕を突っ張ってブレーキングするように、

(下り坂でブレーキをかけるように)

…そういうイメージで。


ということを指導されました。

ありがとうございました。



その後、結果発表を3人で待ちました。

落ちてるの分かっているのに、

待たないといけないのね。(^^;)


他のおふたりは大きなミスはないものの、

やはりドキドキしながらお待ちでした。


そして、ひとりずつ部屋に呼ばれて、

合否の伝達と、講評。


おふたりは、見事に合格!

おめでとうございます。

一緒にやってきた方が合格されることは、

素直にうれしいし、

あとに続こうという大きな励みになりました。



そして、いよいよ、私の講評の番。

大型のお兄さんから

「あの教官、講評がすごく厳しいからね!」

と言われたので、気合を入れて。



まず、一本橋を落ちたので、一発で不合格。

はい。真摯に受け止めます。


それから、急制動。

ここは、公道に出てから

いちばん大切なところだから、

もう一度、しっかりと身に着けて、とのこと。


本当に。今でよかった。

さっきのブレーキを公道でやったら、

私、多分、転んでいました。



後は、右折時にもう少し交差点中央を通ること、

後ろブレーキの使い方が甘いときがあったこと、

(これは、あそびの問題かも…と言われましたが、

 あそびも含めて、そのバイクの特性を理解するようにと)

など、注意されました。


そして

「でも、他はきれいに乗れていましたよ。

 特に、膨らまずに左折をすることに関しては、

 みんなの中でいちばん上手でした。」

と。。。!!

これ、女性のA教官に

「美しく乗りなさい!」

って、厳しく言われたおかげだわ。


いやはや。

初めて、「きれいに乗れている」と言われました。

もちろん、不合格者へのリップサービスかもしれませんが、

原簿を見せていただいたら、

確かに、一本橋と急制動の大きなミスはあるけれど、

そのほかは、ほとんどノーチェックでした。


落ちた悔しさは当然あるけれど、

きれいに乗れたことのうれしさ!!

…負け惜しみじゃないですよ。笑


そして、落ちてはみたものの、

「中免、私に手が届くものだ」

ということが、今になって、

やっとやっと実感できました。

…今かよ。笑



それから、

「一本橋のタイム、知りたい?」

と聞かれ、

「教えてください!!」

と言ったら…

6.33秒で脱輪したそうです。

「惜しい!って、声に出しちゃったよ」

と言われました。


あとバイク1台分の長さだったから、

あぁいうときは、駆け抜けていいよ。

と、厳しい教官から優しい指導をいただきました。


それから、

「僕、実はぎっくり腰やって、

 今日4か月振りに乗ったんだよね」

と。

それで、あの乗り方(曲芸!笑)ができるとは、

プロというのは、そういうことなのね。。。


さまざまなご職業の方の

仕事に対するプロフェッショナルな姿勢を拝見すると、

本当に良い刺激をいただくことができます。

大好きな瞬間です。



最後に、

「小川さんは、バイクに乗ることに

 一生懸命になり過ぎているね」

と言われました。

真意はあえて聞きませんでした。

でも…

今なら、何となくおっしゃりたかったことは分かります。


そんなこんなで、講評の時間内で、

へこんでいた気持ちは、きちんと立て直せました。

H教官、ありがとうございました。


そして、来週、再チャレンジ!

腐らず、へこまず、緊張しすぎず、

臨めそうです。



…で。

その後、事務所に戻ったのですが。


どうせ、代表に罵倒(笑)されるんだろうなぁと

戦々恐々と帰ったのですが。


「いい経験をしたね。次がんばれ。」

と、あっさり。

あれ???(^^;)


いわく、

合格した人は、合格した経験しかできないけれど、

不合格だった人は、これから合格を経験もできるし、

不合格ということも経験できたわけだから…と。


おっしゃる通りです。

完璧な失敗ではありますが、

必ず次に、そして私の生き方に

つながるものであるはず。

というか、つなげないと意味がない。


そして

「嘘をつかずに、ブログにすべて晒すこと!」

と、いつもの指示は出ましたので。笑

長文となりましたが、記しました。


1年後にこれを読んで、

「こんなこともあったのねぇ」

と思いながら、

バイクに乗っているおばちゃんであるように。



あと少し。

がんばります。



長文にお付き合い、ありがとうございました。