母親という存在は一番の師匠 | 八ヶ岳原村のヒプノセラピスト

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八ヶ岳の麓標高1400m自然の中でヒプノセラピー&知的障害の娘と農業をしながら暮らしています。移住4年目

母親は誰にとっても一番の学びの師かもしれませんね

 
 

 

彼女は暴君であった夫の呪縛から解き放たれた後に

自分で何かを考え行動するという自由をもらえても

何かをすることができませんでした。

 

 

夫との間に共依存があったので

依存する先を探しそれが息子、私の兄。

 

母は自覚がないので兄に対する依存に気が付いていません。

 

 

兄にしがみつきこの家を守らなければと

必死になり孫に対する執着をあからさまにしました。

 

結果○○家の名前を持つ孫は出ていきます。

誰も近寄らなくなりました。

 

 

 

本来のこの人はどういう人なのだろう?

夫に支配され囚われてしまう前の

この人は?何をしたかったのだろう?

この人の課題は何だろう?

そんな思いで母という一人の人を見ています。

 

 

彼女の魂は天真爛漫で歌う事や

みんなでお話をするようなことが好き。

子供たちに教えることが好き。

 

生まれた環境、そして結婚後の環境が

彼女を封じ込めてしまいました。

当時戦後の苦しい時代を生き抜いてきた人生。

 

 

 

母は学校の先生になりたかったといいます。

貧乏だったから学校に行けなくて。

 

いまさらあなた達には言えなかったけれど

私は学歴がないからと恥じるよう話します

 

 

 

子供のころから聞かされていた話です。

貧乏で大変だった話も嫌というほど聞かされています。

 

 

 

幕を閉じる寸前に与えられた自由を

過去に囚われることなく謳歌するのか。

いつまでも過去にできなかったことは貧乏のせい、

父親のせいとして生きていたい?

 

母にそれを伝えると

もう思い残すことは無いの、といいながら

兄が心配でと泣き始めます

 

 

 

そうなんだね、でも50すぎのおじさんだし。

自分で仕事しているし何も問題ないよ

 

 

心配だからって

一緒に逝けるわけないのだから

手放せるといいね・・・と話します

 

 

 

毎回母と会うたびにこの話が繰り返されます

 

 

これは彼女の自分らしさを取り戻すためのお手伝い。

 

彼女の終活に向けて心の整理をつけていくお手伝い

 

 

 

この人生を選んだのも自分だけれど

 

気付いて手放さなければ

また同じような人生を歩むことになってしまう

 

 

 

 

母は毎回いい勉強材料になります。

 

そう思えるようになったのは

母親に対する感情を徹底的に手放し癒したからです。

 

この人を助けに来た。

子供は親を助けに来る。

特に母親を助けに来るといわれていますね。

 

 

何でこんな人の所に生まれてきてしまったのだろう?

 

それは彼女を助けることで

自分自身の魂も成長できるから。

 

これに気が付けたことで

適度な距離を持つことができたのです。

 

 

 

 

親の呪縛から解放される

一つの方法ヒプノセラピー。
心を整理し自分を癒していくことで向き合うことができます。