香港の風水事情。
今日は家庭編です。
香港は水が多く、風水に適した場所だったので、風水が発達し、
逆に台湾は風水よりも
神様にお祈りする
道教が発達しました。
風水が生活に根付いている香港ですが、
土地が狭いので、マンションや家が密集しています。
向かいのマンションの角が自分の家に向かっていたり、アンテナが自分の部屋を向いていたり、という事が良くあります。
風水は道具を使って気の流れを変える方法があるので、
風水道具を使って、
向かいのマンションの角の気や、アンテナの気がこちらに向かって悪い影響を起こさないように
調整します。
中華街などで見かける
八角形の鏡や
瓢箪、
こんなものもあります。
ところが風水道具を使うことでご近所トラブルになることもあるそうです。
風水道具が自分に向けられている状態もまた八卦殺と言って風水的に良くないので、
自分の家の方向に風水道具が向けられているとトラブルになったりします。
そこで、考えられたのが、
天官賜福(てんかんしふく)
と言うお札です。
相手に福を与えると言う意味のお札を貼ったり、
プレートにしたりして、悪い気を良い気に変えるようにしています。
また、イギリスのケルト文化の影響を受けている香港では、
ケルト民族の文化と風水が融合していて、
鏡の代わりに玄関にスプーンをかける習慣もあるそうです。
(ケルト民族では、スプーンはお守りとして贈ったりするそうです。)
スプーンなら、料理に使う物なのでトラブルにならないそうです