Americaの続きです。

 

わたしが行ったのは、ミネソタ州ミネアポリス市です。ミネアポリスは、州で人口最大の都市で、州都セントポールと並んでいます。だから2都市は Twin Cities (双子の都市)として知られています。

 

現代的な高いビルが立ち並ぶものの、広々として圧迫感がない。観光スポットもたくさんで、こんなウェブサイト通りの都市でした。

 

ある夜、ホストマザーのお父さん(おじいちゃん)が「セスナ機に興味ある?」とおっしゃるので、民間の飛行場に行きました。

わたしにとっては初めての光景です。ひとつひとつのガレージに、小型飛行機が収まっていました。「小型」とはいえ、結構大きい……

 

受付を終えたおじいちゃん。突然「健康証明書」をわたしに見せて、

 

「この年になるとね、1年に1回健康チェックを受けないといけないんだ。6月に受けたから、安心して!」

 

え、嘘でしょ! おじいちゃんが操縦するの?


真っ暗な小さな飛行場から、赤色のセスナ機でわたしたち2人は飛び立ちました。「ジャンボジェット」とは安定感が違います。揺れ方が半端ない。そして「飛んでいる」という感覚がリアル! しかもパイロットはおじいちゃん!

 

落ちませんように!

 

高層ビルのちょっと上をセスナ機で飛びながら、ツイン・シティの夜景を楽しむ余裕は全くなく、ひたすら祈っていました。

 

着地してまず、神さま、ありがとう!

 

後になって、滅多にできない体験をさせていただいたと感動が生まれました。今でも同じ思いです。おじいちゃん、ありがとう!

 

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