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そして幕は降りる(仮題)

映画日記サイトでしたが、小説が書いてみたくなったので
2013年からは 小説を乗せていきます。

素人の書くものなので温かい目で見守ってください。
あまりにもド素人なので、コメントは受け付けません。
誹謗中傷こわい。(笑)

魔女になるための修行とは

   魂(心・精神)の修行


いつもの映画館でリバイバル上映1000円だったので
見てきました。
一般上映の時に体調がいまいちで見に行けなかったのですが
きれいな映画でした。
上映が終わってる映画なので少し突っ込んで書こうかな。

ストーリーは
学校の友達と言う枠になじむことが出来ず、すこしはみだして
しまった少女が、田舎に住む英国人のおばあちゃんの元で
暮らしてゆき、心を成長させていく物語。

おばあちゃんは童話に出てくる怖い魔女じゃなくて
やさしく心に語りかけてくる優しい魔女。
(オズの魔法使いの良い魔女は北の魔女だったかな。)

田舎暮らしで自然の恵みをいっぱいに少女は日々を過ごすんだけど
その中にはケンジという、どうしても好きになれない男性がいて。

そんな中、おばあちゃんの家のニワトリが殺される事件が
起きて。
少女はケンジに対する懐疑心と死に対する恐怖心をしります。

その心を魔女の心得としてやさしく解きほぐすおばあちゃん。

だけど、ケンジに対する想いだけはなかなかほぐれていかず
おばあちゃんとの間に溝が出来てしまいます。

そんな時に少女は母親が自分のために引っ越すことを決め
母親と父親の元にかえります。
おばあちゃんとの隙間を埋められないまま。

そして2年。おばあちゃんの死が彼女に訪れ、おばあちゃんが
死ぬ時にしてくれると言った合図が彼女の目の前に広がります。

そしてケンジさんも、悪い人じゃなかったことがわかり。
彼女はおばあちゃんを感じ・・・。


いいお話なんです。
ただ、子役マニア(笑)の私からすると女の子の演技がいまひとつ
なのとケンジさんとの和解がわかりづらいこと。
もう少しケンジさんとの間をわかりやすくして欲しかったかな。

そして最後に彼女に告げられるおばあちゃんのメッセージ。
一番大事なポイントだと思うんだけど。
もっと描きようがなかったのかな。
一番の盛り上がりなのに上手くない。

魔女になりたい人も人としてきちんと生きたい人も。
根本は魂を磨いていくことなんだと言うテーマは伝わって
きたのでよしとします。(えらそうだな。私)
この映画キャストが今をときめく人が多いのに
知らなかったです。

映画のサイトで見つけました。

子供の臓器移植問題。どこまでが本当なのか。

映画のあおりは真実の物語とあるけれど。

近くで上映されていないのでまたレンタルになったら見たいです。

でも絶えられるかな。私。
夕凪の街桜の国/こうの 史代
¥840
Amazon.co.jp

こうの史代さん原作の広島の原爆をテーマにした作品。

原作が好きで、何度も読み返した作品でしたので、今回はどうしても早く見たくて

試写会をオークションで手に入れて(笑)見てきました。


原爆が投下された、広島から13年。皆実は、原爆投下時の痛みを背負って生きてきた。

その痛みは、自分がだれかに『死ねばいい』そう思われるに値する人間であるということ。

そんな彼女に原爆症の症状が現れて・・・。


そしてもうひとつの時代・・・今。

皆実の弟の家族の話・・・。七波は、最近不審な行動をする父の後をつけ、広島に。父はそこで

亡き姉の足跡をたどっていた。

そして同行した友人からいまだ続いている原爆の悲しさを知ることになる。


原作では、皆実がなぜ誰かに『死ねばいい』と思われるような人間になったのかいろいろ書かれて

いるんだけど、映画ではそこはオブラートに包まれている。

その部分は、人間が極限におかれたときに、こうあってしまうそんな悲しさをあらわすのに残して

欲しかったと思うのだけど、この描き方でも十分に伝わってくる。


原爆を投下する命令を下した人は・・・そこに命あるたくさんの想いがあると言うことに気がついて

いるのだろうか。

いや・・・戦争だけではなく・・・人と争う行為そのものすべて。

相手は、敵と書かれた看板(三原順先生の作品からの引用の言葉)ではない。

家族もいる、未来もある、もしかしたら友達にだってなれるそんな人かもしれない。


皆実が死ぬ時に・・・原爆を落とした人は・・・

『やった。またこれでひとり殺すことができた』と喜んでくれてる?

そんな言葉を残して死んでゆく。

この言葉はせつなすぎる、死に値する人間ではないし、これから精一杯生きていって

いい人なのに。


被爆者の家族であることから、その後遺症がいつも背中合わせにいた七波の家族。

七波の弟は被爆者の家族と言うだけで、結婚を反対されていた。

七波もどこかに母の死などから、被爆者の家族と言うことを重荷に生きてきた。

ラストシーンで、それを全部受け止めて、しっかり前を向いて涙を流す、田中麗奈の

演技はすばらしかったと想う。


静かな映画だけど、みんなに見て欲しい。

戦争がこの世の中からなくならない限り、この物語は、終わらないと想うから。