去年年末に描いた未来図、アイドルの潮時。 | 酉あえす

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[撮リア絵図音系列]

収入を得るための仕事は今後どうするか、それから、アイドル活動はどうしていくか。去年年末辺りに一応の方向性は決めていた。

ただ、タイムリーに公言すべきことだとは思わなかったから、しまっておいていた。

 

正直、芸能活動で収入を増やしていける、と期待することはできない。私自身は、なんちゃってアイドルとか、アイドルもどきとかいう、微妙な立ち位置を自称しているから、本当は芸能に関わっていないというふうに見えているだろうけれど、周囲の現実は目に入る。

月に何度もライブをしている人、CDが全国で買える人、定期的に生放送配信をしている人、音楽とか笑いが取れる話が作れる人。など、本当にちゃんと活動している方や、スキルがある方でも、収入源とすることはとても難しい。

また、これは周囲の現実ではなく、雲の上の世界の話ですけれど、仮にブレイクしたとしても、そうそう注目され続けられるものではない。

 

けれど、私は、今はアイドル(もどき)を頑張りたい、来年(去年の来年だから今年)はもっと活動したいと考えていた。

去年12月と言えば、関西や中京などで、「だから、アイドル。TOKYO 不思議の街の住人たち」がオンエアされて、ブログのアクセスは伸びているところでした。

ただ、1回や2回テレビに出たからといって、何もしななければ、すぐにブログアクセスなども元通りになってしまうはず。そして、私は、きっと大したことはできないだろう。魔法が解けるのは時間の問題。それは分かっているけれど、せっかく注目度が上がっているこの機会、無駄にしたくない、できるだけ頑張りたい。

非日常とも言えるこの空気が落ち着いた頃、そこがアイドルの潮時かな。

 

ドキュメンタリー番組内では、ブログやアイドル活動頑張りたいから、当時メインで働いていた水商売の店は出勤減らして、距離をあけていきたい、そう言いました。

クリスマスツリーのコスチュームでしたから、その取材が去年年末。

 

時間が経った、今だから言います。
泥酔している時間が長かったり、今まで経験がない新たな世界で自分を磨くことと、ブログやアイドル活動との両立が厳しいというのは、嘘ではありません。ただ、言えない大きな理由が他にありました。
それは。工場や倉庫で働きたかったんです。
上京前は、ずっと工場や倉庫で働いてきました。力仕事とか職人のような仕事は不向きだと思いますが、技能労務職と言われるものに就きたかった。

 

就活と言えば、期間の定めのない、あるいは自動延長があったりの長期の勤め先を探すこと。それしか見えていませんでしたけれども、スポットワークなら、ブルーカラーの仕事にも入ることができた。過去就活では苦しんで来たので、嬉しかった。やっぱり、工場や倉庫が合っていると思うし、こちらを中心にしていきたい。そう思ったところです。

それは、話すべきところには話して、理解しても頂けたと思っております。が、まだまだ勤めていた夜のお店や、お店のお客様にお世話になる当時の段階で、より合っていると思う職種があるのでこちらとは離れる時間を作りたい、ということを、テレビの取材で、あるいはブログで言うわけにはいきませんでした。

 

昨年は状態がおかしく、寝坊遅刻などが度々あったりしていましたけれど、早々に改善して、倉庫や工場勤務をメインにしていきたかった。あの温かいお店だったからよかっただけで、時間を守る、これなくしては、勤まる場所なんてありませんから。

 

まずは1日スポット。そこで、サパー、芸能とスケジュール調整しつつ、勤怠面で紹介業者の信用を築きたい。そして、スポットワークの紹介会社を通じて、数か月以上のレギュラーメンバーにも応募してみて、それでうまくいけば、期間の定めのない雇用への道も開けるのではないか。そう考えていました。

 

なぜ芸能、アイドルもどきがうまくいくと期待していないのに、スパッと見切りを付けないのか。

スポットワーク中心の勤務、うまくいくとは限らないから、他の道に見切りをつけるのもリスク。これといった見込みがない中なら、いろいろと唾を付けておいた方がいい。

また、芸能事務所に所属すると同時に上京したから、交友関係はかなり、芸能活動している方に偏っている。その輪の中にいたいし、交友の変化を怖れる気持ちも、正直ある。

地上波でメインで取り上げて頂けるという幸運を掴んでおきながら、掴み逃げみたいなことをしたら、お付き合いがあった同業者やファンの方にも、後味の悪い感触を残さないともかぎらないしね。

 

更には、「テレビ見ましたよ、応援しています」、と声をかけて頂ける方がいる中で、オンエアされる前、あるいは直後にはもう辞めていたとなれば、ガッカリさせるだろう。放送されるかどうかは当時決まっていませんでしたけれど、まだフジテレビさんの取材は続いていて、2作目があるかもしれない。

 

そしていちばんの理由は、今しか経験できないこの非日常のような空気をしっかり感じておきたかった。普通に生活していたら、テレビにとりあげられる機会とか、こんなに注目される、声をかけられる、ブログが検索されるなんていうことは、まずない。

後になって、もういちど経験しようと思ってもできない。だから、今、できるだけ思い切りアイドル面(づら)して、調子に乗っておきたい。そういう、希少価値がある経験というのは、後々生きるかもしれない、何かのご縁とかきっかけになるかもしれない。

 

そんなこんなで、しばらくはしっかりアイドル面したい。工場や倉庫作業のスポットワークをしながら。もちろん、そちらのアルバイトを一生懸命やらなければいけないから、アイドルするというより、アイドルの顔するぐらいしかできないけれどw。

テレビによる一瞬の注目がすっかり引く頃に、芸能界に背を向けて、スポットワークからレギュラーワークへ。

そういう筋道を描いていた。