こんばんは。秋田県でフルートを演奏しております、藤原瑞夏です。

1年前の今日6月23日、成田空港からドイツへ出発しました。感慨深い🥲

また必ず行くぞ!!と1年間、本当に毎瞬と言っても過言ではないくらい思いながら過ごしてきました。帰ってきてから、ずっとドイツでの日々のことを心の糧にしています。


それでは、今回の滞在で個人的に最もヤバかったドイツ到着編、後編です!笑



無事に入国を果たし、フランクフルト国際空港の第2ターミナルからスカイラインに乗り第1ターミナルへ移動!

ここからドイツ鉄道に乗り約30分ほどの場所にある、ヴィースバーデン に向かう予定なのですが…


もちろん切符の買い方がわからない!笑

とりあえず目についた赤い券売機でヴィースバーデン 行きのボタンを探す…

と、となりの券売機で切符を買っていた男性が、

「ヴィースバーデン に行くなら、この赤い券売機じゃなく向こうの緑色の券売機だよ」

と教えてくださいました。優しい!🥲🙏

御礼を言い、その緑色の券売機へ。

がしかし、こっちも操作がよくわからない…💦


窓口に行って駅員さんに

「ヴィースバーデン に行きたいのですが…」と伝えたら、「あの緑色の券売機で切符を買って」と。


😅😅😅


操作がわからないので結局また別の駅員さんに券売機を操作してもらい、なんとか無事に?ヴィースバーデン 行きの切符を手に入れることができました。

それがこちら!


ほどなくして来た電車に乗り、いよいよ最初の滞在先、ヴィースバーデン へ!!!

電車からの風景。めちゃくちゃ晴れてた。

車中では、まず空港から無事に出られたことにホッとしていたのを覚えています。そして静かに大興奮🤣


到着ー!!!


来たー!


Hbfは、ハウプトバーンホーフ(中央駅)の略。

駅ナカには美味しそうなパン屋さんがズラリ!

絶対食べたいッッと思いつつ、まぁ1週間もここにいるからコンクール終わったら来よ〜と横目に見て歩きました。


ここから徒歩15分くらいのホテルを予約していたので、スーツケースをガラガラ鳴らしながらGoogleマップを開いていざホテルへ!


ホテル見つけた!よし!!


…ん?

え、扉開かなくない?w


マンションみたいに、建物に入るためのエンターキーが入り口に付いているんだが?


ナンバーなんか知らんぞ!!!😱


なんとこちらのホテル、従業員の方は朝と夕方にしかおらず、日中に到着したら自分でエンターキー押してホテルに入って、共用キッチンにルームキーが置いてあるから自分の部屋のキーを取って滞在スタートさせてねスタイルのホテルだったらしいのです!


建物に入るためのエンターキーナンバーと部屋番号などは、本来なら宿泊者へ個別にメールで事前に送られてくることになっている…らしい。

ということを、ホテルの前で立ち尽くしながら顔面蒼白でホテルのHPを調べてその場で判明。


私が予約したのは世界中のホテルを予約できるブッキングサイトだったのですが、そんなこと書いてなかったぞ!💢

とりあえずホテルのHPに書いてある電話番号に電話だ!!💦英語自信なさすぎだけど、ここで茫然としてるわけにもいかないし。


しかし問い合わせ先に電話をかけようとしたタイミングで、スマホの電波が無くなるという悪魔的な地獄の絶望展開に😱😨😱😨


マジでヤバい終わったかもしれんと思いながらも、ひたすら再トライ。

全く繋がらず頭が真っ白になりそうな気持ちで、これはもうポリツァイ(警察)に行って助けを求めるしかない…と思っていたら、同じホテルへ宿泊しているらしい外出していた男性が来て「中に入りたいのか?」と声をかけてくれました。

その男性とともにとりあえず建物に入り、ホテルは建物の5階フロアだったため、エレベーターで5階へ。

なんとかホテルのフロア、そして共用キッチンまで辿り着きました。男性は「ここがキッチンだ!🙂👍」と言ってご自身のお部屋へ。

ホテルというより、アパートみたいな感じだなぁ!


キッチンにあったホテルからのメッセージ⬇️


到着したら連絡してね、と。

ここからも電話をかけてみるも、繋がらず😭


建物には入れたけど、自分の部屋も分からないし、そもそもまた建物から出たらエンターキー知らないから戻ってこれない。電話も繋がらない。

さっきの男性に助けを求めようかとも思ったけど、どこの部屋に戻っていったのか分からない。


完全に途方に暮れました。


半泣きの心持ちでキッチンを出て階段に座り込み、終わった…😭と、少なくなりつつあるスマホの充電を見ながら「どうしよう…」と思っていました。


とりあえずキッチンに戻ってもう一度電話トライしてみよう!


がしかし繋がらず😭😭😭

初めての異国で、初っ端からこんなトラブルが起きて絶望感ハンパないとはこのことかと思っていたら…


「ハロー!」


?!


宿泊者の女性がキッチンに入ってきました。

「ハロー」と返す私。



優しそうな雰囲気の女性…

この人に助けを求めるしか…ない!!!


「すみません…あの…助けていただけませんか😢自分の部屋番号と建物のエンターキーがメールで送られてこなくて😭😭😭」


なんとかしどろもどろになりながら事情を説明したところ、なんと


「それはオーマイガー…😰ここから100mくらい先にホテルの事務所があるから、そこに一緒に行ってあげる。私、靴を履き替えてくるから、ここで待ってて!」


とおっしゃってくださったのです!😭😭

心の中で号泣😭なんというご親切な方でしょう。

フィーレンダンク、ダンケシェーンを連発して御礼を言い、その女性と一緒にホテルを出て事務所のある建物へ向かうことに。


そして事務所の建物に到着。
「ここの5階が事務所だから、そこでまた事情をお話ししなさい」と見送ってくださいました。

そして1人エレベーターで5階へ。到着。

ん?😰
ここにも事務所フロアに入るための扉にエンターキーがあるんだが!?😱

これこそわかるわけないやん!!!😭😭

でもここまで来たら引き下がれない。

と思い、ガラス扉を思いっきり

ドンドンドンドン!!ドンドンドンドン!!!

と叩いてアピール。

本来やっちゃいけないことなんでしょうが、こうしないと人が出てこないと思い、おそらく鬼気迫る表情で扉を叩く私😢


そしたらやっとホテルの事務所から従業員とおぼしき方が出てきました。


「私は今日から7泊で予約している、日本から来たミズカフジワラです!メールが届いてなくてホテルに入れなくて部屋もわかりません」


と、まくしたてて説明😅


「ご予約承ってますよ〜😊あれ?メール送ったんだけどなぁ。こちらがエンターキーと部屋番号、そしてホテルで使えるWi-Fiのパスワードです。あと都市税を今払ってください」


と説明があり、安いとは言えない都市税を支払い(笑)、諸々のナンバーや部屋番号をようやく手に入れて、ホテルに戻り、やっとのことで腰を落ち着けることができました。


ホテルの部屋からの景色。

ヨーロッパに来たんだぁ…と感動🥺


この時点で日本を出発してから丸1日くらい経っていました。


大変なトラブルだったけど、ちゃんと人に助けを求めることができて、助けてもらえて、ちゃんと解決できたということに大興奮してテンション爆上がり。

これが海外の洗礼か。ニヤニヤ😁と思いながら、この日は早めに休むことに。


浴室の使い方が分からなくて四苦八苦しつつも、シャワーを浴びてぐっすり。

とりあえず無事にチェックインできた!

明日はピアニストとの伴奏合わせ!

何もかも興奮と緊張の連続だけど、今まで生きてきた中で1番エキサイティングな期間になること間違いなしな予感がする🤩


こうしてドイツ1日目は怒涛の幕開けとなったのでした。


次回、音楽院にてピアニストと伴奏合わせ!

お楽しみに😊