20年前の子宮がん 診断まで② | がんも二度目なら・・・

がんも二度目なら・・・

過去そして現在のがん闘病について、また日々思うこと

会社で書類整理をしているとき、突然ある考えが降りてきた。


「放っておけば悪いものに変わる可能性がある」って言われたけど、


本当に前がん状態なら、かえってもっときちんとした説明をするんじゃないか。


つまり、もう、がんになってる状態じゃないか


その考えは頭を離れなくなった。



次の通院日には夫に会社を休んでもらい、一緒に病院に行った。


診察室には夫と一緒に入った。


その時の説明は前回と同じ


「放っておけば悪いものに変わる可能性」としか言われなかった。


そして、私は採血を受けるように指示された。


私が検査室に向かったあと、夫はもう一度診察室に呼び入れられ、


実はがんであること、手術は避けられないことなどを告げられたそうだ。



私は夫を何度も問い詰め、やっとがんであることを認めさせた。


このときは、むしろほっとした気持ちだった。


なぜなら、いろいろな想像をしなくてすむし、


それに1年以上通院していたのだから、


がんだとしてもごく初期のはずだと信じていたから



年が明けたらすぐ入院し、中旬に手術という日程が決まった。



                     「20年前の子宮がん 手術」  につづく