10年在籍した会社を退職してから約1年が経ちました。そろそろ冷静に書けるのではないかと思い始めたので、記録を残しておこうと思います。

育児の話はほとんど出てきませんので、ご興味のない方はスルーしていただけますようお願いいたします。



私が10年を過ごした会社(以下、アカサタナ会社とします)には、派遣社員として偶然流れつきました。

その直前に働いていた派遣の仕事の環境がよくなくて、半年で辞めることになり、次の仕事をまた派遣で探していたときに、派遣会社から声をかけていただいた仕事でした。



氷河期で新卒カードをうまく使えなかったこと。

えいや、でワーキングホリデーに行ったことによる職歴のブランク。

帰国後の職歴は派遣社員だらけだったこと。

当時の私はとある「夢」を追いかけていたので、夢のための勉強にかける時間が欲しかったこと。



経歴的にも、夢のためにも、正社員への転職は難しかったので、声をかけていただいたお仕事にご縁を感じて、そのまま派遣の顔合わせに向かうことになりました。



アカサタナ会社の受付はとてもきれいで、こんなところで働けたらいいなと感じました。


顔合わせでは、人事1名、募集部署の方2名がいらっしゃいました。

こちらは、派遣の営業さんと私の2人でした。


採用されたらやることになる作業の大まかな説明や、私のこれまでの経歴についての話などをしたあと、人事の方が懸念点を口にしました。


「期間満了とはいえ、半年から1年で辞めている仕事が多いけれど、また短期間で辞めてしまうのではないでしょうか?」


私はできるだけ長く働きたい旨を伝えました。

まさか、10年もいることになるとは、あのときは知らなかったけれど。


派遣の営業さんは、その日に私と初対面だったにも関わらず、顔合わせにて私の能力をたくさんアピールしてくださっていました。すごいな…初対面なのにびっくり



そして、採用されることになりました。

あの頃、アカサタナ会社のその部署では猫の手も借りたいほどに仕事が忙しく、ほぼ同時期に5人くらい派遣社員が入りました。


上司や同僚にも恵まれ、多少のトラブルはありつつも、なんだかんだで派遣社員として数年が過ぎました。


〜続く〜