前回の記事、「ホットワインにオレンジ、シナモン、クローブを入れて 」の続きで、
シナモンとクローブというハーブの効能に付いて少し書かせていただきたいと思います。
シナモン (別名:桂枝、クスノキ科)
自生地: スリランカ、インド南部、インドネシア、ジャマイカ、ブラジルその他
形態: 高さ6.5~10メートルの常緑樹
使用部分: 樹皮。シナモンの樹皮は厚く滑らかです。くるくると葉巻のようになったものや、
それを細かく砕いたものもあります。
特徴: 古代人は、シナモンを最も重要で入手が割と可能な香り高い香辛料の一つとして、
ミルラ、乳香、金銀と同じように旧約聖書に記しています。
古代ローマの暴君ネロは妻の死を嘆き、愛の証としてローマ中のシナモンを燃やして
妻の黄泉への旅立ちにささげたと伝えられています。
ミイラの防腐剤の一つでもあります(ミイラの防腐剤としては、他にミルラ、乳香、
サンダルウッドなどが有名)。
頻度症例: 鎮痛(皮膚血管を拡張、大脳の知覚中枢の抑制、
内蔵平滑筋のけいれんを緩め腹痛を緩和)、唾液と胃液の分泌促進
解熱、健胃、抗ウィルス、抗菌その他
クローブ (別名:丁子、フトモモ科)
自生地: 東南アジア諸島、モロッコ諸島、西インド諸島、熱帯東アフリカ、中国その他
形態: 高さ9メートル強に成長。円柱形をした常緑樹。
使用部分: 花のつぼみの部分。釘の形に似ており、丁子という名前は、中国語で釘(クギ)と
同じ意味を持つ「丁」から付けられました。元々は、フランス語で釘をクローといい、クローブの語源
になっています。
特徴: 果実は母丁香といい、古代中国では果実の形が鶏の舌に似ているとして鶏下香とも
呼ばれていました。
紀元前よりインド・ヨーロッパにまで知られ使用されており、一方日本女性の髪のびんつけ油の
香りも丁子です。
またウスターソースの主要成分は、実はクローブなのです。
頻度症例: 結核、歯痛、副鼻腔炎、風邪、ニキビ肌、切り傷・擦り傷、膀胱炎、神経痛、
帯状疱疹、抗ウイルス、胃腸の冷えから来る下痢、嘔吐、しゃっくり
ハーブは、それこそ紀元前や中には4000年ほども前から使われ続けているものも多く、
奥の深い薬草です。
クローブはその他、虫よけなどにも有効ですが、香り自体に好き嫌いされる傾向が強くて、
自分は、虫よけのハーブは、このクローブよりは効き目は薄いですが、ゼラニウムを
使っています。
今後も、ハーブに付いて少しずつ書かせていただければ嬉しいです。
それでは皆さま、ゆったりした日曜の夜をお過ごしください。
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