今回は、「若返り」に良いと言われる精油をご紹介したいと思います。
それは、バラ 、ネロリ 、そして乳香(別名:オリバナム、フランキンセンス)です。
バラ、ネロリは花の精油ですが、乳香は樹液です。
アラビア地方(特にオマーン地方)に分布するカンラン科の低木(乳香樹)の幹に傷を付け、
そこから染み出る樹液を採取します。
上記の写真のように、乳こうは固まると白くなり、そのままグミやガムのように食することも可能です。
わずかに甘い、スパイシーな味がするそうです。非常に毒性の低い、安全なものです。
精油の香りとしては、「柑橘系のさわやかさ・軽い甘さ・スパイシーさ」を合わせた、
樹液としてはとても心地の良い香りです。
ほとんどの他のエッセンスとも相性が良く、一方ネロリと並び若返りのエッセンスと称されています。
乳香は、別名オリバナム、もしくはフランキンセンスです。
オリバナムは、「レバノンの油」もしくは「乳」を意味し、フランキンセンスは「真正の香り」という意味とのことです。
エジプトでは、いまから5000年もの昔から(!)、乳香をブント島というアラビア地方から輸入していました。
神にささげるお香、化粧水、そして悪霊を払うために使われるほか、なによりもエジプトのお金持ちの
女性たちはこれを、もっぱら若返りのための若返り美顔パック剤に加えて使っていたことが、
ローマの詩人や学者の著書にも記録として残っているとのことです。
また、聖書にも乳香のことを神聖な香としてつづられています。
乳香の有名なエピソードとして、イエス・キリストが生まれた時に、東方の賢者が、
「金、ミルラ(別名没薬という精油)、乳香」の3つを献上したと言われるほど、乳香は貴重品
としてあがめられたものでした。
特徴としてはやや陽性であり(精油は陽性・陰性、熱性・冷性に区別されます)、
胃腸不良・乳房や子宮などの女性の大切な部分不良・また人の唾液や粘液にかかわる
不調(鼻炎やせきなど)などに良い方向に働きかけるとされています。サンダルウッドと同様、
淋病などの尿路系の感染症にも良いと言われています。
中国では長い間、乳香をハンセン氏病に用いられてきたほどで、エジプトで太古から病気に
なった際に悪霊を払う香に使われていたと言うのは、その神秘性はもちろんですが、その
現実的な効能の高さと、また感情を心より導く力があるからだと言われています。
上記に書きましたが、乳香は、ネロリと並び若返りの精油と言われるほどで、若々しい顔色を保ち、
ハリを出し、さまざまな悩みを防ぎ、一部改善もさせると言われています。
バラにも、もちろんその力があり(バラは万能の精油と言われています)ますが、バラには一方
ニキビに働きかけると言った抗炎症作用が非常に優れているところも注目されています。
個人的に、さまざまなお肌の悩みに働きかける精油は、バラとネロリでほぼ完璧だと考えていますが、
もしもうひとつ加えるなら、この乳香、もしくはバランスの良いラベンダーかゼラニウム、やはりバランス
が良くバラ・ネロリと相性の良いサンダルウッド、より女性らしさを加えていくならイランイランあたりが
合っていると思います。
使い方は、ホホバオイルやグレープシード油、ヒマワリ油やスクワラン油などにごく薄く精油を入れて使います。
アロマテラピーの本には良く0.5~1.0%での使用をすすめていますが、私としては、
日本人の繊細な皮膚の薄いお肌にはもっと薄いほうが、毎日積み重ねていく使用
には合っていると思います。
0.1%もしくはそれよりも薄くて良いと思います。
仮に0.1%とすると、例えば100mLのオイルには0.1mLとなります。
スポイト1滴はおよそ0.05mLですので、2滴となります。
200mLには4滴。レシピとしては:
◆オイル 200mL
・ローズ・オットー 2滴
・ネロリ 1~1.5滴
・乳香 0.5~1滴
がいいのではないかと思います。
使い方としては、夜に美容液、化粧水、クリームを使用した後、最後にスペシャルケアをするような
気持ちで数滴を気になるところ(目の周り、口元、その他シミやシワ・くすみが気になるところ)に
優しくつけてあげましょう。
またクレンジングや、フェイシャルマッサージにも本当に最適です。優しくマッサージすれば
浸透力も高まりますし、これはおすすめです。
アロマオイルは、必ず冷蔵庫に入れて酸化を防ぎましょう。
精油を優しく、上手に使って、より活き活きとしたお肌を保ちたいですね。
<ブルークレール無添加化粧品 >
※「ノンケミカル」「無添加」コスメでランク参加
しています。もしよろしければポチを(^ ^)/