水原氏の違法賭博問題についてのFBIの捜査資料を見ると、驚くべきことが分かってきました。

 

水原氏が、大谷選手の口座から初めて違法送金をしたのは、2021年11月15日です。

 

600万円を賭博業者に送金したそうです。

 

この頃、大谷選手は記者会見で「お世話になったのは、一平さん」と言い、その後も記者に「一平さんに感謝している」と発言しています。

 

大谷選手がこのような発言をしている裏で、水原氏は、違法賭博の借金返済に大谷選手の貯金をつぎ込んでいたのです。

 

それも、大谷選手になりすまし、銀行を騙して。

 

 

ギャンブル依存症という病気は、人にここまでのことをさせてしまうのか、と恐ろしくなります。

 

きっと水原氏は、ギャンブルで勝てば全額返せるから、一時的に大谷選手のお金を借りているだけだ、と思っていたのかもしれません。

 

これがギャンブル依存症に特有の心理なのでしょうか。

 

でも、大谷選手のお金に手をつけた時点で、もうアウトだと思います。

 

いくら病気だとはいえ、大谷選手は家族ではないのですから、2021年11月15日に、大谷選手の友人としての水原氏は、終わったのです。

 

その後の約3年間、大谷選手はずっと裏切られてきたということになります。

 

WBCで優勝した時、水原氏は胴上げの輪に加わったり、メダルを授与されたりしましたが、私たちも騙されたということですかね。

 

最終的に大谷選手は、24億5000万円ものお金を水原氏に奪われました。


 

水原氏の行為は、ギャンブル依存症の怖さを表すものでもありますが、同時に、大谷選手への愛憎もあったのではないかと私は思います。

 

仲の良かった友人が、世界的なスーパースターになっていく。

 

スポンサー料も含めて、年収が数十億円になっていく。

 

それなのに自分は、年収も数千万円で、一日中こき使われる。

 

自分も同じくらい儲けて、見返してやりたいと。

 

男同士ですから、そのようなライバル心があっても不思議ではありません。

 

 

もう一つの心理としては、大谷選手に深く信頼されてきたので、その幸せを抱えきれなくなって、自分でぶち壊したという可能性です。

 

人間は、自分の器を超えた幸せがやってくると、器を壊そうとするんです。

 

本当は器を広げればいいのですが、それには努力も時間も必要なので、幸せを自ら壊してしまうのです。

 

 

さて、大谷選手は真っ白ということで、その点は良かったのですが、奪われた約25億円は戻ってこないでしょう。

 

弁護士事務所(エプスタイン事件でアンドリュー王子を弁護をした)にも数億円支払うでしょうから、損失額は多額になります。

 

入ってくるお金も大きいですが、失うお金も大きいですね。

 

 

大谷選手の年俸が入る口座から水原氏がお金を奪ったということで、大谷選手の杜撰な口座管理を批判する人も多いです。

 

確かに、脇が甘かった部分はあるでしょう。

 

でも、まだ20代のアスリートですから、そこまで高いレベルの社会性を要求するのも酷だと思います。

 

さらには、大谷選手はバレロ氏というエージェントに資金の運用を委ねているようですから、管理責任を問われるべきはバレロ氏の方ではないでしょうか。

 

 

もう一点、私が不可解だと思うのは、今回の事件の捜査を担当した人物が、ハンター・バイデンの件を握り潰したマルティン・エストラーダ連邦検察官だという点です。

 

彼が記者会見で発言し続けていたことも、異例だそうです。

 

バイデン政権の意向が、この捜査に含まれていた可能性も否定できません。

 

つまり、水原氏の事件は、日本とアメリカの外交問題になっていた可能性があるのです。

 

大谷選手やドジャースのスポンサー契約は、電通が仲介しています。

 

電通にとって、大谷選手は巨額な利権です。

 

そして電通は、自民党政権と深い関わりがあります。

 

 

いずれにせよ、大谷選手が真っ白であることは変わりません。

 

ですから、今後は野球に集中して、さらなる活躍を続けてほしいと願っています。

 

どうか、大谷選手を利用して儲けようとする悪い人間達には、気をつけてほしいです。