宝塚の問題を漫画にしたものだそうです。
これは宝塚だけではなく、閉鎖的な村社会に特有の問題でしょう。
日本人は、世間の目を気にします。
通常、世間の目というのは、日本国民の目のことです。
ところが、自分の所属しているコミュニティが閉鎖的な小集団だった場合、その小集団(村)の目を優先するのです。
なぜなら、村を追われたら生きていけないからです。(本当はそんなことはないのですが、そのように村から洗脳されます)
人権や倫理よりも村の論理が重視されるので、犯罪のようなことが平気で行われます。
本人たちに悪気があるのではなく、村の取り決めに従っているだけなのです。
このような村社会の闇を解消するには、村の外にも世界があるということを知らなければなりません。
学校という村、会社という村、業界という村、そして日本社会という村……。
もし村八分にされても、村の外で生きていけるということを理解する必要があります。
そうでなければ、村の論理に従って、人権や倫理を無視した行動を強いられるでしょう。
私たちは様々な価値観に触れ、自分の所属しているコミュニティだけが唯一の世界であるという感覚を捨てなければなりません。
国でさえも、一つの村でしかないのです。
戦争では、国の論理を優先して、人権や倫理を無視します。
私たちが村を優先している限り、戦争は無くならないのです。