中国では新型コロナウイルスの感染から回復した人の血液に治療に有効な抗体が含まれているとして、その血液をもとに作られた薬を患者へ試験的に投与しています。

 中国国営の医薬品メーカーは、感染から回復した人の血液中の「血しょう」をもとに作られた薬を重症患者10人以上に投与したところ、明らかな回復傾向が見られたと発表しました。投与された患者には、24時間以内にウイルスの減少や炎症が軽くなるなどの効果が見られ、体内に抗体が作られたと考えられています。感染が広がる武漢がある湖北省では医療機関などが回復した人に血液の提供を求めていて、現地では献血が行われています。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000176327.html

 

 

通常、ウイルスに感染すると抗体ができて、そのウイルスには感染しにくくなります。

 

ワクチンというのは、弱毒化したウイルスを注射して、人工的に抗体を作るのです。

 

ただ、抗体が一年くらいしか維持しなかったりするので、毎年ワクチンを打ちましょうというビジネスが成り立つわけです。

 

本当に一年しか効果がないのかは、疑問の余地がありますが。

 

また、通常の風邪のウイルス(ライノウイルスや新型ではないコロナウイルス)は、種類がたくさんありすぎて、抗体ができても別の種類のウイルスに感染するので、何度も風邪をひきます。

 

 

今回の新型コロナウイルスも、通常は抗体ができるはずなので、ワクチン開発が急がれているようです。(既にワクチンが存在していて、それを投与するためにウイルスを広めたという陰謀論はさておき)

 

でも、いくつかの情報によると、この新型コロナウイルスは、HIVとエボラをコロナウイルスに混入させた生物兵器なので、抗体ができずに何度でも感染し、多臓器不全になるという説があります。

 

本当かどうかはわかりませんから、噂レベルの話ですが、そうなると抗体ができないはずなんです。

 

ところが、上記のニュースによると、新型コロナウイルスから回復した人に抗体ができていて、その人の血しょうを新型コロナウイルスの患者に投与したら、急速に回復したということです。

 

ということは、この情報が本当であるなら、少なくとも何らかの抗体はできるということになります。

 

ただ、抗体があると、次に感染した時、より症状が悪化するという説もあるので、まだ安心はできませんが。

 

 

このニュースを読んで思い出したのが、『アウトブレイク』という名作映画です。

 

もう25年くらい前の映画ですが、脚本がよくできていて、当時も大ヒットしました。

 

空気感染する致死率100%のウイルスが、ある風光明媚な街でパンデミックを起こして、その街ごと爆破するかどうかを迫られるというストーリーです。

 

 

 

アマプラにもありますので、観てみてください。

 

この映画でのウイルスは、新型コロナウイルスより遥かに危険なものですが、感染の規模では、新型コロナウイルスの方が圧倒的に広がっています。

 

そう考えると、今の現状は、まるで映画の世界のようです。