ゆう:文学が好きな人の方が、歌にも役に立つのかな?


Shin:歌詞は文学だから、文学が好きな方がいいよね。


ゆう:演劇も文学だよね。

Shin:僕は高校時代に演劇部だったんだけど、高校演劇の脚本集は面白かったよ。

ゆう:そんなのがあるの?

Shin:高校演劇の脚本集が何十冊もあるんだよ。

ゆう:演劇の世界には進まなかったの?

Shin:歌のほうが好きだったから。演劇は、みんなで作るので、ものすごく気を使うんだよね。それに生活ができないし。

ゆう:歌も同じじゃん。

Shin:そうだね。声楽家も食べていけないから、大学で講師をしてる人が多い。

ゆう:生きていくのが大変だね。

Shin:芸術ってそういうものだから、しかたがないよね。だから、教える側の仕事もした方がいいよね。
 

ゆう:教える仕事も、勉強しないといけないから嫌だなぁ。

Shin:勉強が必要ない仕事なんか、ほとんどないと思うよ。特に、流れ作業のような仕事は、AIやロボットに変わっていくだろうし。

ゆう:興味のある分野なら、勉強できるんだけどね。

Shin:興味を持つように工夫すればいいと思うよ。たとえば、歴史の勉強をする場合は、歴史のドラマや漫画やゲームを活用すればいい。

ゆう:あぁ、三国志とか、信長の野望とか?

Shin:学習ゲームもあるよ。いずれ、ボイトレもゲーム化されていくと思う。カラオケの採点なんて、それに近いよね。歌の表現力を評価できるようなシステムが、今よりもさらに発展すれば、カラオケの採点もボイトレとして活用できると思う。

 

続く