九学 || 瑞穂 み すぐり -53ページ目
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良い「気」と悪い「気」 (震と巽)

「気」の出し方が分からない、と思う人が多いようです。

普段、無意識に「気」を出しているのに、気がついていないのですね。

「気」は、身体(兌)を左右に開いた真中の自家発電所から発電されています。

身体の真中背骨から出て、身体のゆがみ、不具合を自力で直すリペアーマン「気」。




では、「気」はいつ出ているのでしょう。

「ああ、いい気持ちだあ!」

腕を伸ばしてこう感じた時に「気」は出ました。


そうです。快感したら、良い「気」が発電されるのです。

良い「気」は、身体をかけ廻り、悪いところを直し、疲れを癒してくれます。

腕の良い体内機能のリペアマン、それが良い「気」の姿だと知って下さい。

良い「気」を常に発電している体の持ち主は、顔も輝いて清々しく素敵です。




今朝は、久しぶりの雨の後、木々も地面も風も、全部が気持いいっ!

「ああ、気持ちいいなあ」

良い「気」がどんどん発電されているのを感じませんか。

毎日、意識的に良い「気」を出すことから始めてごらんなさい。

不思議な事に、体調は良くなるし、誰からも好感をもってもらえるようになりますよ。

毎日、ひとつの快感も見過ごしてしまわないように、注意することです。




「気」には、良い「気」とは反対の働きをする悪い「気」もあります。

快感で発電されるのはもちろん良い「気」、怒りや、恨み心で起きるのが悪い「気」。

悪い「気」は、自分で自分の身体を痛める悪い奴です。


怒ってる時、疲れが吹き飛んで妙に元気が出ることありますでしょう。

悪い「気」が発電された時の顔は、どす黒くて恐ろしい形相になっているはず。




「ああ悔しい、人を馬鹿にして、自分だけ良い子のつもりで、ああ許せない」

晴れた空に突然黒い雲が、もくもく湧き出しました。

怒りの「気」は、無謀運転手のダンプカーみたいな恐ろしい乱暴者です。

体内を暴れ廻り、血液にも乗って内蔵も筋肉も痛めてしまうのです。

暴れん坊ダンプは、さんざん走ってから、自爆してやっと停まりました。

もう身体の中は、あっちもこっちも傷だらけ、本人もぐったり腰が抜けました。

おや、リペアーマンまで怪我しましたか。では内蔵も関節も暫く治りませんね。

こんな悪い奴、ちっちゃな黒い小鬼、悪い「気」が発生したら、


思い切り強い息で、両耳から「ふうっ」出してしまいましょう。





空っぽ (乾)

空っぽが大事なのです。


空っぽ、エンプティー。


「乾」乾いている事、力、空っぽ。


空っぽは、始める力、維持する力、生み出す力。




今日1日の健康も美しさも、空っぽから始めます。


目覚めた身体には、空気、水、食べたもの、悩みまでが詰まっていますから。


思い切り伸びをして心の中から悩みを押し出し。


腸の中の排泄物をトイレに流し。


肺の中の息を静かに吐いて出し切ります。


さあ、これで全部空っぽになったかな。


いえいえ、身体の中にはまだ「気」が重く沈殿していますよ。



溜まった「気」は、熱か汗で出してしまいましょう。


走っても、歩いても、体操をするのも、満員電車で頑張っても良し。


脈拍が上がって、体温も上がって、汗が出たら「気」は抜けました。



さあ、これで詰まりモノは全部抜けた、私の身体はエンプティーだ。


筋肉も骨も頭脳も、両手を伸ばして栄養を欲しがってる。


早く、頂戴、早く、お願い、もう空っぽなんだから。



そこで、王様としましては、おもむろに栄養をあげて美しくなるのです。


野菜ジュース付きの朝食か、牛乳とパンか。


珈琲だけで間に合えばそれもよし。


必要な栄養は、必要なだけ、必要なところへきっちり届きました。


届かないのは、エンプティーになったお財布の中だけです。




総理大臣適任者

人は生まれた時から、身の回りの事象に対応する水平思考型人種と、


意味や原因を追求する垂直思考型人種の二種に分かれています。


両者は90度違う方向性をもち、男性女性と同様、根本的には理解し合えません。


水の精石の精土の精 は水平方向型思考人種、植物の精動物の精空気の精


垂直方向思考型人種です。




それぞれの人種は社会生活の中で、得意な分野を分担することが重要です。


たとえば、幼稚園、小学校の先生は水平思考型、中学校以上の教師は垂直思考型のように。



 

政治家については、国政トップに垂直思考型の精人集団、


補佐に水平思考型の精人が揃えば、清潔で品格のある行政が行われ、


国民は国のためになる安心を感じて働き、世界に対しても誇りと自信を持って生きられます。




ところが、首相になろうと手を挙げたのは、残念ながらどちらも水平思考人。


これは、実に日本国の悲劇です。




鳩山前首相から始まって、管総理大臣、小沢一朗氏、共に国政を引っ張る向きではありません。


鳩山前首相と管総理は水の精人、小沢氏は石の精人、水平思考型ばかりです。
 

水の精人は良き家庭人で、大きな視野は持ちませんから、総理には絶対不向き。


小沢さんの石の精人は、場所は動きますが、やはり目先にしか心は向かない。


水の精人、石の精人共、大局を見ない、社会的意味での責任感は持ち合わせていないのは、


生まれつきの性向で、本人の責任ではありません。



今回の代表戦は、どちらが選ばれても、行う政治は似たり寄ったりの筈です。


管総理も小沢氏も、前総理同様、国の行く方向判断の目線は持っていない。


そんな馬鹿な、と思っている人たちが、何時までそう思い安心していられるか。


米軍の重要性を官僚から学んだとの鳩山前総理の発言に驚きませんでしたか。


政治が、今もこの先も、全て場当たりの対応だけになるのは眼に見えています。


世界中が首を傾げる現状のまま、日本政治は迷走し、何処へ向うと思いますか。


総理大臣には、垂直思考の中でも、先を見通す力を持つ空気の精人が相応しく、


補佐を垂直思考人が固め、中に土の精人が魅力としているのが最良の布陣です。




岡田外務大臣、もう決心をしないと、日本が危ないと重々判っているでしょう。


あなたこそ、日本国を日本人のために正しい方向へ進められる総理適格者です。


どんな批判を浴びようと、男性版ジャンヌダルクの心で立ち上がらないと、


将来、無責任の謗りは免れませんでしょう。


適材は適所にいるべきなのです。

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