劇場版メイドインアビス・深き魂の黎明、2月6日にムービック亀有のレイトショーで観てきました。2月末からいよいよ4DXバージョンが始まるそうで遊園地感覚で観たい人にはこれからが本番です。

 

今回は映画の感想ではなく、自分の前世体験から感じた原作漫画作者「つくしあきひと」氏の前世考察です。怪しい勧誘スピ話ではありませんので、軽くお付き合いください。

 

この作品、少年、少女の冒険譚ファンタジーでありながら、少年、少女に激痛、血まみれの残酷な試練や運命を課すという鬼畜な展開が漫画原作当時から話題になっている作品です。深夜のテレビアニメが限界ぎりぎりの残酷な展開前で終了し、今回の劇場版は当初、R-12指定だったものが放映直前にR-15指定になるという作者の童話的な絵柄からは想像もつかない快(怪)挙を遂げた上に、次回続編の制作もすでに決定しているという業の深い作品でもあります。

 

一般人の映画評が主に残酷描写で上位と下位の二極に分かれているのがとても興味深い処です。さらに詳しい作品の内容やストーリーが気になる方には劇場版予告動画やWikipedia等をぜひ読んでもらえればと思います。

 

さて私の前世体験フィルターで、この作品を観ると、総合的に作者自身の前世語りになっているっぽいのが面白く思います。どういう事かと言うと「つくしあきひと」氏の前世には

 

1.権力者、サイコパスから酷い目に遭わされた子供(孤児)

2.子供を酷い目に遭わせた権力者、サイコパス

3.その両方

 

以上、いずれかの前世体験があると思います。

 

前世体験は私の十八番記事ですが、何度かの前世移行で理解した前世の正体とは多元で繋がるパラレルワールドであり時間軸に沿って縦一直線に経験するものではないという事です。

 

いつか、どこかの時代(過去、現代、未来)に人間性を棄てたサイコパスのボンドルドによく似た人間や、それによって酷い虐待を受けた子供たちが存在し、つくし氏は無意識下でそれをエンタメの形にして知らしめようとしている様に見えます。

そう捉えると巨大な穴の周囲に街があり家が建ち並ぶアビスの構図は街の中心にあるはずの城なり、屋敷なりに悪魔のような所業を行う主が住んでいるという精神的恐怖の心象風景なのかもしれません。

 

これは私自身の事ですが前世の傷(トラウマ)は意外に厄介な存在で今生の人生にいろんな影響を及ぼします。子供の頃に永井豪のデビルマンを少年マガジン連載で読んでいて、魔女狩りの話が始まった途端に物凄い恐怖に震え上がったという経験があります。その単語が出てくるまでは単に怖い漫画だったものが突然、リアル体験感覚となったのです。

それ以降、しばらくの間、「魔女狩り」という単語から逃げるように生きていました。中世期前世のトラウマがしっかりと今生に影響している例です。皆さんもこのような経験はありませんか?

 

恐怖と感じて逃げるか、逆に魅力を感じてエンタメへと昇華するかは人それぞれです。つくし氏の筆が乗りすぎて、次作はR-15を超えR-18になりそうな勢いのメイドインアビス続編も楽しみです。

 

いつもお読みくださりありがとうございます。