東京ビジュアルアーツで、5年前から前期インプロ、後期卒業公演の演出を担当させていただいております。
卒業公演、毎年、配役に悩みます。
2年間の集大成。その子の一番いい部分を引き出してあげたい。
私もそうでしたが(そして今でもそうですが)自分って一番よく分からない存在ですよね。
自分に何が一番合うのか。
それを探すのが人生なのかも。
私の演出は、まずはやりたい役を立候補してもらいます。「やりたい」を感じることが大事かと。
ただ、それが必ずしもその人がイキイキする役ではなかったりします。
自分の中にはない感性なのに、憧れでその役をやりたいと思ったり、自分が何がやりたいのかも分からなかったり。
そんな中、今年はかなり難産でしたが、
なんとか、それぞれが光りそうな場所が見つかりました。
ハマる時は、何故か、ピチッと音がするように、その役にハマるのです。
まるで役が呼んでいるかのように。
今日、パズルがハマるように、ピチッと光る場所がそれぞれ見つかりました。
すごく嬉しかった。
さあ、役も決まり、これから走り出します。
今年も「あらしのよるに」をやる予定です。
どんなガブメイに会えるのか。
楽しみです。